最新鋭掃海艇３隻が佐世保に

佐世保に配備となった掃海艇たかしま。後ろは同型艦やくしま。

　２月２６日、横浜市鶴見区のユニバーサル造船景品事業所で新造船の「掃海艇たかしま」が海上自衛隊に引き渡され、同日付で第２掃海隊（佐世保）に配備されました。「たかしま」は「ひらしま」型の３番艦。長崎県松浦市「鷹島」に由来し、命名されました。

　「たかしま」は木造掃海艇の最後の１隻で、次の掃海艇からはＦＲＰ（繊維強化プラスチック）製になります。

　「たかしま」配備で、佐世保には最新鋭の「ひらしま」型の掃海艇３隻が集中。これにともない、それまで配備されていた掃海艇「うくしま」が佐世保地方隊の下関基地に、同基地の「いえしま」が１０１掃海隊（呉）にそれぞれ転籍、１０１掃海隊の「おぎしま」が除籍となりました。

　一方、昨年１２月には米海軍の掃海艦アベンジャーとディフェンダーが佐世保に正式配備となり、４隻体制となりました。

　佐世保が日米掃海部隊の拠点として強化されています。

（2010年3月12日）