ホームニュース一覧2010

米軍も基地も日本から撤退を!

日出生台での米海兵隊の移転演習は許さない

 1月24日、米海兵隊の大分県日出生台での移転演習に抗議する集会が九重町の玖珠川河川敷で開かれ、九州各地から約450人が参加しました。

 4年ぶり7回目となる今回の移転演習では、りゅう弾砲と海兵隊を守る訓練として機関銃などが初めて使用されます。またテロ対策と称して海兵隊の移動に関する情報が明らかにされないなど異例の訓練となりつつあります。

 集会では地元人見会の衛藤洋次さんが、「みなさんの温かい声援が僕のエネルギー。牛を飼いながら心で訴えていく。日出生台の地に海兵隊が来なくなる日まで声を上げ、行動を共にしよう」と訴えました。

 赤嶺政賢衆議院議員は、「日出生台での訓練は沖縄の負担の軽減ではなく、米の海外侵略のための練度向上を図る訓練を本土各地に拡大していくもの」とその本質を指摘しました。
 そして沖縄の基地の成り立ちを紹介し、「私有財産を没収するなど、つくられた当初から国際法に違反していた。復帰後も憲法の上に安保条約があるために、基地縮小を期待した県民の願いは完全に裏切られた」と述べました。
 また普天間「移設」問題にふれ、「鳩山政権は沖縄県民の心も日米合意も大事と言うが、両者が対立するのであれば県民の立場に立って無条件撤去を求めるべき」と主張。「60年代、本土では沖縄を取り戻すために連帯して国民的なたたかいを広げ、返還を勝ち取った。今度は沖縄からも本土からも米軍基地なくせ、海兵隊撤退の大きなたたかいを、安保条約改定50年の年に起こしていこう」と呼びかけました。

 九州各県からもそれぞれの地元での基地闘争の報告と連帯のあいさつが相次ぎました。

 集会後、監視情報センターに立ち寄りました。米軍演習でしばらく使えなくなるためか、この日は自衛隊のりゅう砲演習が行われていました。見渡す限りが演習場という広大な丘陵地に着弾音が響き渡る様は、とても異様です。ここで侵略のための訓練を行うのかと思うと怒りが込み上げてきました。

 ながさき平和委員会は参加できない人に描いてもらったメッセージ入りのハタを監視センターに届けました。また10連の連凧を会場の河川敷で高く揚げ、集会を盛り上げました。


戦争 NO! 基地 NO! 九条 守れ 平和 一番 九州は 一つ

(2010年1月25日)