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陸自が繁華街を武装軍事パレード

その「真の姿」を垣間見る


警察に「警護」され、「星条旗の下」を行進する陸自隊員

 9月12日、買い物客でにぎわう佐世保市の繁華街で陸上自衛隊相浦駐屯地の有事即応部隊(西部方面普通科連隊)の隊員185名が武装軍事パレードを行ないました。迷彩服姿で、長さ1メートルもある89式「小銃」を抱えた正装で、約1キロのアーケード街を行進しました。先導するのは西部方面音楽隊33名で、時代錯誤の「軍艦マーチ」を演奏しました。

 西部方面普通科連隊は03年から「市民に自衛隊の真の姿を見てもらいたい」と武器を携行してパレードを行なっています。大量動員された警察は、抗議行動を威嚇し、部隊の行進を市民から守るかのようでした。そして奇しくもアーケードに掲げられた巨大な星条旗の下を行進する部隊の姿は、その「真の姿」=米軍の補完部隊をさらけ出しているようでした。

 同部隊は「離島防衛」を名目に設置された、「海兵隊的機能」を持つ部隊で、毎年、米海兵隊基地で約3週間にわたる共同訓練を行い、米海兵隊から強襲上陸の手ほどきをうけています。10年度概算要求には初めて同部隊を中心とする離島対処の実動演習として約3億円が計上されました。沖縄周辺の離島に外国軍やテロ組織が侵攻したという、あり得ない想定での演習です。

 佐世保平和委員会と原水協のメンバー約40人は島瀬公園前で横断幕を掲げて抗議行動を行いました。マイクを握った山下千秋原水協理事長は「国民を守るための訓練を行った姿を市民に見せたいというのは、大ウソ。米軍の補完部隊として、米軍と一緒に武力行使できる訓練を行い装備を備えているのが真の姿です。同時にここまで軍事能力も高めたのだから、一刻も早く海外で武力行使できるように憲法改悪を国民に迫る狙いをもった軍事パレードやめよの世論を広げましょう」と市民に呼びかけました。

 参加者は、軍事パレードに対し、「武装軍事パレードやめよ」「子供に銃を見せるな」「憲法9条守れ」「海外派兵許さぬぞ」などと抗議のシュプレヒコールをぶつけました。

(2009年9月13日)