体験航海から戻る「こんごう」
7月17日〜19日、「海の日」にあわせて海上自衛隊を中心とした広報活動が行なわれました。自衛隊長崎地方協力本部が毎年行なっているもので「自衛隊に対する理解の深化を図るとともに円滑な募集事務の実施に資する」ことを目的にしています。
今年は松が枝埠頭に「こんごう」と「いかづち」の2隻の護衛艦が接岸しました。イージス護衛艦「こんごう」の公共埠頭接岸は11年ぶりとなります。
「こんごう」は18日と19日の午前中は体験航海(定員各700名)、午後は一般公開。「いかづち」は両日の午前・午後に一般公開。また岸壁では陸自大村駐屯地は高機動車、軽装甲機動車等の車両展示と音楽隊による演奏会を行ないました。2日間の見学者は4200名といいます。
長崎市役所市民課も自衛官の募集期間、窓口に担当官を配置しています。今年度21万円の予算が総務省からきているといいます。待合室には3つの桜の花びら(陸海空の3自衛隊を表す)の入った自衛官募集のティッシュが・・・なんと「平和を仕事にする」とあります。
世界有数の軍隊となり、海外派兵を主要任務にと、舵を切り替えた「自衛隊」。核兵器や敵地攻撃能力の保有を公言してはばからない田母神氏が空幕長になれた自衛隊。「平和を仕事にする」=ブラック・ジョークでしょうか。戦争の火種を外交的に取り去ること、憲法9条を世界に広げることが「平和を仕事にする」では?
松が枝埠頭に接岸した「こんごう」と「いかづち」
(2009年7月20日)