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佐世保の米掃海艦が4隻態勢へ

 6月3日、米掃海艦(機雷戦闘艦)ディフェンダーが米海上輸送司令部の貨物船コンドックIVに搭載されて佐世保基地に到着しました。同アベンジャーも6月中に到着し、2隻とも西太平洋に配備されると米海軍ホームページでは報道しています。

 米海軍は14隻のアベンジャー級掃海艦を保有し、2隻が佐世保に、2隻が中東バーレーンのマナマに配備されていました。他の10隻は米テキサス州イングルサイド海軍基地においていました。イングルサイドには第1・第2・第3掃海群司令部があり、直接の指揮は佐世保の第11掃海部隊司令部分遣隊(第1掃海群)、マナマの第31同分遣隊(第3掃海群)が担っていました。

 その後、米軍のBRAC (基地再配置と閉鎖)05計画でイングルサイドの閉鎖が決まり、主要基地は10年9月末までに閉鎖されることになりました。そのため米本国の掃海艦はカリフォルニア州サンディエゴ海軍基地に移されていました。

 今回の2隻が佐世保を母港とするかどうかは情報がまだありませんが、第11 掃海部隊分遣隊の指揮下に入ることは報道されているので、基地機能は間違いなく強化されます。

(2009年6月6日)