空母の準母港は許さない!

 7月27日、佐世保市松浦公園で、「米原子力空母レーガン入港反対佐世保集会」が開かれ、県下から140名が参加しました。

 主催者を代表し、現地実行委員会の山下千秋さんがあいさつし、「今回の寄港は従来の単純な延長上のものではなく、いまや佐世保は原子力空母の準母港化が既に始まったといって間違いない、新しい重大な段階に入ったと見るべき」と指摘しました。そして準母港化は佐世保市民に、▽核事故▽米世界戦力の最先端の殴りこみ基地化▽米軍基地の恒久化▽米軍犯罪の拡大▽核持ち込み・非核三原則空洞化の5つの危険をもたらす。この重大な問題をとことん市民に徹底し、準母港化許さないという世論を広げていく運動を展開していきたいと決意を語りました。

 つづいて赤嶺政賢さん(衆議院議員)が情勢報告を行い、「空母の準母港化は被爆県民・国民への挑戦だ。準母港化は絶対に許さないという抗議の決意を示しつづけよう。アフガン・イラクへ戦争の先制攻撃の中核をなす軍事力である空母の寄港に抗議するたたかいは、アフガン・イラクの人々のたたかいに強く連帯するもの」と訴えました。
 そして衆議院の中東諸国調査に参加して、「日米同盟ときっぱり手を切ってこそ国際社会の中で日本の地位を引き上げることができる。アメリカ追随は世界でもアジアでも立ち行かなくなっている。憲法9条を大事にしている姿を世界に見せてこそ世界に信頼される国になる。それが世界の流れだということを改めて確信できた」と語りました。

 集会後、参加者は繁華街のアーケード内を「ピースパレード」。道行く人たちに「入港反対の声をあげましょう」「平和の流れをいっそう強くしましょう」と訴えました。

(2008年7月28日)