9条シール投票 「変えない」が88%

 憲法改悪阻止県共同センターは6月13日、長崎市内で「憲法9条を考えよう」とシール投票を呼びかけ、「憲法9条を守り、いかす署名」を訴える街頭宣伝を行いました。

 夕刻の浜の町アーケードは人通りも多く、憲法9条を「変える」「変えない」・・「あなたはどちらを選びますか」のシール投票の呼びかけに、学校帰りの高校生や買物中の家族連れ、仕事帰りのサラリーマンらが次々に投票。赤や青、緑のシールを手に、投票ボードの前でじっと考える男性、「憲法9条だよ」と近寄る女子高生、「うーん、やっぱりこっち」といいながら投票する青年など、音楽も入ったにぎやかな宣伝となりました。

 真っ先に「変える」に投票して様子をうかがっていた30歳代の男性。「攻められたらどうするんですか」と話していましたが、チラシを読み、「攻められないような国をつくろうというのが9条では?」などと対話するなかで、「分からなくなった」といって、自分で「わからない」に変更していました。

 通りの反対側でソフトバンクのティッシュを配っていたパンダさんも、 仕事が終わったら近寄ってきて、自ら シール投票し、仕事仲間や通りかかっ た女子高生も誘ってくれました。

 この日の行動には20数人が参加。投票結果は「変えない」が231票(88%)、「変える」が4票(2%)、「わからない」が26票(10%)でした。「憲法署名」には76筆が寄せられ、チラシ700枚を配りました。

【投票後の声】

  • 「自衛軍」を持つのは賛成だが、海外で武力行使するのは絶対反対。どっちに投票すればいい?(投票ボードを見ていた60歳代男性)
  • 身内に自衛隊の人がいる。海外に行かないようにしてほしい。(諫早から来た20歳代女性)
  • わからん(女子高生の2人連れ)
  • 学校で平和について勉強しました(活水高校卒という若い女性)
  • 戦争は絶対だめさ(6年生の男の子3人の会話)

(2008年6月14日)