5月3日の憲法記念日、長崎市水辺の森公園で「ながさき9条フェスタ」が開かれ、様々な団体が平和へのメッセージを込めた歌や演奏、展示を通じて憲法九条を守る運動を広げようと訴えました。
主催者を代表して長崎原爆遺族会会長の下平作江さんが「憲法九条を日本の宝物、世界の宝物、文化遺産として次世代にバトンタッチしていきましょう」と会場に呼び掛けました。
ながさき平和委員会は、A3サイズの写真・図表を40点あまりを用い、同盟再編によって機能強化が図られている米軍佐世保基地、自衛隊の海外派兵を中心に、憲法9条改悪の背景を浮き彫りにするパネル展示を行ない、たくさんの人が観に来てくれました。
展示の様子はマスコミでも報道されました。
(パネル展を取り組んでの感想)
すべてのパネルをじっくり見ていく人や、友達や家族同士パネルの前で話しながら見ていく人たちなど、これまでになくじっくり観て考えてもらうことができたように思う。
中でも一番みんなが足をとめて、感想や怒りを言葉にしてしたコーナーは、「税金無駄遣いと思いやり予算」のコーナー。くらしがどんどん苦しくなっている中で、軍備や戦争、米軍に税金が無駄遣いされている事は、誰もが他人事ではない問題として注目しているし、矛盾に気付きやすい事だと改めて感じた。
また、パネルをじっくり見てもらえば署名も自然に書いてもらうことができ、本当に伝わる工夫を追求することで、みんなに感じてもらい運動も広げていけるんだという確信ももてた。
せっかく上等のパネルを作ったので、パネル展のフットワークを軽くし、看板や掲示方法にもさらに工夫をして、このパネル展を平和委員会の大きな武器(言葉は悪いけど)にできたらいいなと思う。
(2008年5月03日)