佐世保基地で陸自が合同警護訓練

 日本列島全体で大規模な日米共同訓練が展開される中、米海軍佐世保基地では11月5日〜9日の間、質・量ともグレードアップした日米合同警護出動訓練が行われました。
 訓練は貯油所や弾薬庫に不審者が侵入し負傷者が発生したとの想定で、日米両部隊が共同で対処するために必要な指揮系統や役割分担を調整するといいます。

 「米国中枢同時テロ事件」の狂気の中で、自衛隊が在日米軍基地を警護することができるように自衛隊法が変えられました。佐世保基地の警護出動訓練は大村の陸自第16普通科連隊が04年に初めて実施し、このときは単独でした。
 その後、06年には初めて米海軍との合同訓練として行われました。今回は昨年に続いて2回目で、大村市駐屯地の第16普通科連隊ら約400人、佐世保基地警備部の隊員ら約100人が参加。また陸自が戦車を含む車両約70台に加え偵察ヘリコプターを、海上自衛隊が警備艇2隻を出動させるなど、前回より規模を拡大しています。警備上の理由で開会式を除いて今回も訓練は非公開です。