米救難艦セーフガードが退役

 9月26日、佐世保配備の米海軍救難艦セーフガードの退役式が立神岸壁で行われました。米海軍が進める合理化計画の一環といわれ、これで保有していた4隻の救難艦はすべて退役となり、シンガポールに西太平洋司令部のあるMSC(軍事海上輸送団)に転属となりました。今後、セーフガードは点検修理に入り、当面は佐世保基地でこれまでと同様の役割を担うといいます。これによって佐世保基地の艦船は揚陸艦4隻、掃海艦2隻体制になりますが、基地機能に大きな変化はないと思われます。

 セーフガードは非武装の民間船となり、乗員約90名の多くは佐世保を去り、新たに26名の民間船員、4名の海軍下士官、数名の海軍ダイバーが乗り組む予定です。
 MSCは、戦時・平時にかかわりなく米軍に必要な物資の海上輸送や、物資の事前集積、補給艦・病院船等の運用、その他、海洋観測・音響観測・ミサイル追尾などの特殊任務陽艦艇を運用するなど、重要な兵站(後方支援)任務を負っています。

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