米原潜の非公表入港が100回に 9月17日、米攻撃型原子力潜水艦シティー・オブ・コーパス・クリスティー(グアム配備)が佐世保に一時寄港しました。米軍はテロ事件後の01年9月21日以降、原潜の出入日時や関連情報の非公表を外務省に要請し、寄港地の自治体もそれに応じています。非公表での佐世保入港は今回でちょうど100回目となりました。 この間、太平洋配備の米攻撃型原潜のうち10隻が「核攻撃能力の認証」を与えられていることが明らかになっています。その10隻は佐世保にも寄港しており、最近入港が急増していて、しかも非公表入港の4割が認証艦です。(下記表) 非公表とする期間は「当分の間」とされていますが、テロ事件から6年が過ぎた現在も続いています。佐世保市は撤回を求めていますが、「テロとの戦い」を主張する米軍は公表再開に応じようとしていません。日本近海でのテロの危険がない現在、非公表を続けるのは、いずれは「事前通告」さえも取り払って、自由に寄港できるようにするための布石とみるべきでしょう。
*ブレマートンは「非公表」適応の第1号。 入港は公表されたが、出港情報は事前公表されなかった 【関連資料】 |
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