米原潜の非公表入港が100回に

 9月17日、米攻撃型原子力潜水艦シティー・オブ・コーパス・クリスティー(グアム配備)が佐世保に一時寄港しました。米軍はテロ事件後の01年9月21日以降、原潜の出入日時や関連情報の非公表を外務省に要請し、寄港地の自治体もそれに応じています。非公表での佐世保入港は今回でちょうど100回目となりました。

 この間、太平洋配備の米攻撃型原潜のうち10隻が「核攻撃能力の認証」を与えられていることが明らかになっています。その10隻は佐世保にも寄港しており、最近入港が急増していて、しかも非公表入港の4割が認証艦です。(下記表)
 1994年当時の「核態勢見直し」でも、また02年8月のブッシュ政権下初の「国防報告」でも、有事に攻撃型原子力潜水艦に核弾頭付きのトマホークを再配備する方針を明記している。

 非公表とする期間は「当分の間」とされていますが、テロ事件から6年が過ぎた現在も続いています。佐世保市は撤回を求めていますが、「テロとの戦い」を主張する米軍は公表再開に応じようとしていません。日本近海でのテロの危険がない現在、非公表を続けるのは、いずれは「事前通告」さえも取り払って、自由に寄港できるようにするための布石とみるべきでしょう。

核攻撃能力の認証を与えられた原潜の佐世保寄港状況(事前非公表分)
原潜名 寄港期間
ブレマートン 01.10.04
01.09.20〜10.02*
バッファロー 06.08.22〜08.26
ラ・ホーヤ 06.09.27〜09.29
06.08.17
06.08.14
04.07.26〜07.29
04.05.17
02.05.01〜05.05
02.04.20〜04.25
02.04.16〜04.19
ポーツマス 03.11.10〜11.11
03.10.06
03.10.08〜10.13
01.12.02〜12.05
01.11.29
ヒューストン 07.04.13〜04.18
07.02.02
06.07.15
06.04.26
ソルトレイクシティ 04.07.02〜07.03
04.06.29
オリンピア 05.04.03
05.04.24〜04.26
03.07.10
03.07.05
03.05.29〜05.31
03.05.16〜05.20
ホノルル 06.06.13
04.09.15
04.09.12
03.03.27〜03.29
03.03.09
03.02.24
03.02.19〜02.21
キーウェスト 07.03.31〜04.05
05.10.27〜10.29
05.10.01〜10.02
05.09.24〜09.28
03.07.08
03.06.14
03.06.11

ブレマートンは「非公表」適応の第1号。
入港は公表されたが、出港情報は事前公表されなかった

【関連資料】
攻撃型原潜の佐世保寄港状況