もう止めさせよう、インド洋戦時派遣
「護衛艦きりさめ」3度目の出航

 7月13日、海自佐世保基地から護衛艦「きりさめ」がインド洋へ戦時派遣されました。台風の影響で出航日が急きょ1日繰り上げられました。長崎港で建造された「きりさめ」は日本で最初に戦時派遣された艦艇であり、これが3回目です。護衛艦の3度目の出航は初めてのことです。

 この日、前畑岸壁で佐世保原水協・平和委員会が抗議集会を行ない、山下千秋さんが主催者を代表してあいさつを行いました。

「またもや横須賀と佐世保からインド洋へ向けて海自艦が出航する。海外派兵の拠点であることは既成事実として定着させられようとしている。国会ではイラク特措法の2年延長を強行した。いままた10月で期限の切れるテロ特措法を3度延長しようとしている。
 また安倍首相は「有識者会議」を設置し、憲法改悪の前にも「集団的自衛権」を容認できる事例を諮問させようとしている。ひじょうに危険な動きだ。このままだとイラクだけでなく、アフガニスタンまで自衛隊を送り出しかけない。
 いま着々と戦争できる国への機能強化が進められている。この実態をみんなに粘り強く知らせていこう」


インド洋へ向けて出航する「護衛艦きりさめ」