「補給艦はまな」6回目の戦時派遣
3月15日午後4時半過ぎ、海自佐世保基地から「補給艦はまな」がインド洋へ戦時派遣されました。佐世保からは延21隻目、「はまな」も6回目の派遣です。 当初は2年間の時限立法での戦時派遣は既成事実をつくるために恒常化されてきました。昨年12月、その既成事実をテコに自衛隊法を変え、南極観測への協力と同等の付随任務だった海外での活動を本来任務に格上げしました。 前畑岸壁で開かれた佐世保原水協・平和委員会の抗議集会では、山下千秋さんがあいさつ。「これまでにも大きな政策変更−原潜の寄港、原子力空母の寄港、湾岸戦争後の掃海部隊派遣、インド洋への戦時派遣、どれも最初は佐世保から始まった。今回もそうだ。佐世保は日本の平和的前途に大きなかかわりを持っている。私たちの行動が火種となって、国民の『平和守れ、憲法九条守れ』の大きな世論となると確信して運動を続けていこう。そのためにも1人でも多くの県民にリアルな実態を知らせていくことが必要だ」と訴えました。 佐世保平和委員会の篠崎さんは「佐世保港はアメリカに支配された港だ。自衛隊の軍隊は日本の独立の象徴ではなく、アメリカの補完部隊という役割をますます強くしている。安倍首相は「美しい国」と言っているが、外国に支配されている国がどうして『美しい国』だといえるか。軍事基地撤去、安保条約廃棄という目標に向かって活動を続けていきたい」と述べました。 抗議集会参加者は「はまなは出て行くな」「日米軍事同盟反対」「戦争する国づくり許さんぞ」と抗議のシュプレヒコールをあげました。
|
|