佐世保米軍「すみ分け」事業
9月1日、佐世保市で開かれた「佐世保問題現地連絡協議会」(福岡防衛施設局、長崎県、佐世保市、海自佐世保総監部で構成)で福岡防衛施設局は07年度予算の概算要求として3つの「すみ分け」事業に約64億を要求していることを報告しました。内訳は次のとおり。
針尾弾薬庫の近代化では、前畑弾薬庫のトンネル式と同等の機能を持つ施設建設を新たに検討するため、初めて針尾弾薬庫敷地内の十カ所を深さ百メートル程度ボーリングする計画。この8月にも福岡防衛施設局が基本構想を示すと見られていましたが、「策定にはなお相当の時間が必要」と見送られました。佐世保市長は施設局に対し、08年度予算の概算要求前の来年6,7月ごろまでに基本構想を示し、地元説明会を開くよう要望しました。 住民の基地撤去の願いを逆手にとり、「すみ分け」と称して米軍の使いやすい基地の建設が国民の税金を使って進められています。この3事業にはすでに今年度までに256億円が投入されています(新岸壁150億円、LCAC新駐機場102億円、針尾弾薬庫調査費4億円)。来年度分を含めると320億円に達します。
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