フォート・マクヘンリーが帰国へ
揚陸艦トーテュガが正式配備

 4月13日、米海軍佐世保基地はドック型揚陸艦トーテュガの正式配備を発表しました。いつもは地元知名士やマスコミを招待して物々しく「プレゼンス」を誇示する交代式も今回は「テロ対策」として、事前にマスコミに伝えていた予定を取り消し、招待者にも断りを入れ、佐世保市民に知らせることなく米軍関係者だけでさっさと交代式を済ませたといいます。(リムピースHP)

 翌14日、交代作業を終えたドック型揚陸艦フォート・マクヘンリーにはトーテュガの乗員のほとんどが乗り込み、佐世保を出港しました。佐世保港外でLCAC3隻を収容し、新たな母港となる米バージニア州リトル・クリーク基地へ向かいました。

 フォート・マクヘンリーは1995年9月末に、戦車揚陸艦サン・バーナーディノの後継艦として配備され、佐世保基地の揚陸艦は4隻態勢となりました。強襲揚陸艦エセックスを中心とする遠征攻撃群には加わらず、最近では他の3隻の揚陸艦とは別行動をとることが多くなっていました。