ステザムの艦長、核兵器の否定せず


ステザムの後部垂直ミサイル発射口↑(61セル)

 西日本新聞2月11日付けは10日に長崎港に入港を強行した米イージスミサイル駆逐艦ステザムのゴンザレス艦長の記者会見の模様を伝えています。核兵器だけでなく、その搭載能力についても否定も肯定もしていません。

 ○長崎港を軍事基地にする目的があるのではないかとの懸念がある。
 今回の訪問は作戦には関係なく、乗組員たちの休養と親善交流が目的。養護施設の訪問やランタンフェスティバルの見学を予定している。
 ○被爆地長崎に米艦船が入ることを一部の市民は反対している。
 寄港反対については、自由社会において表現の自由は守られる。今回の寄港で日米安全保障など相互理解を深めたい。
 ○艦船に核兵器を搭載しているのではないかとの声が上がっているが。
 核兵器を積んでいるか、または搭載能力があるかについては話せない。しかし、核に対する日本の特別な感情や核を持ち込めないとした日米安保条約を理解している。

 ステザムの搭載兵器は以下のとおり。

 ・Mk-41垂直発射機(前部29セル・後部61セル)
   スタンダードミサイル-2(対空誘導ミサイル)
   トマホーク(対地攻撃ミサイル)
 ・対艦ミサイル4連装発射筒2基 ・・上の写真の立て掛けたような筒
 ・324mm短魚雷3連装発射管2基 ・・上の写真の垂直発射口の脇の水平の筒
 ・Mk-45 127mm54口径単装砲1基 ・・下の写真の大砲
 ・Mk-15 高性能20mm機関砲(CIWS)2基 ・・上の写真左の白いカプセル


小ケ倉柳埠頭西岸壁に接岸したステザム(ダイヤランドから撮影)


毛井首から見たステザム


背後は女神大橋