「護衛艦さざなみ」が就役
海自呉基地へ配備

 2月16日、三菱長崎造船所で建造中だった最新鋭の護衛艦「さざなみ」が竣工し、午前10時から向島岸壁で海上自衛隊への引き渡し式が行われました。建造費は640億円。
 「さざなみ」は呉基地の第8護衛隊に配備となり、隊員170人が乗り込みました。これにより第8護衛隊の「あさぎり」は練習艦に種別変更、また練習艦あきぐもが除籍となりました。
 「さざなみ」は「たかなみ型」護衛艦の4番艦で、イージス艦並に水上攻撃力が強化されています。主砲はイージス艦「こんごう」型のものと同じ127ミリ砲を搭載。また対空ミサイルと対潜兵器を一つのシステムにまとめた垂直発射装置を装備しています。

【関連資料】
「たかなみ型」護衛艦
三菱長崎造船所で建造された護衛艦

【完成までの写真】


香焼・長浜船台で本体建造中


香焼・長浜船台で本体が完成(2003年8月24日)


進水式後、立神工場へ曳航される(2003年8月29日)


八軒家岸壁に接岸(2003年8月29日)


立神岸壁で。右はイージス艦こんごう(2004年1月7日)


第2ドック内で艤装工事(2004年4月24日)


第3ドックから曳き出される(2004年6月22日)


完成した「さざなみ」(2005年2月11日)