原子力空母ステニス出港
海自護衛艦も共同訓練に

 8月25日午前8時、佐世保に寄港していたす米原子力空母ステニスが出港しました。ステニスの随伴艦の2隻も午前中に出港しました。

 佐世保港を見下ろす野崎町の高台には佐世保平和委員会や原水協のメンバーなどが駆けつけ「追い出し集会」を開きました。参加者は「核空母は佐世保から出て行け」「アメリカはイラク占領やめよ」などとシュプレヒコールを繰り返しました。


共同訓練のためにステニスに先立ち出港する護衛艦「さわぎり」

 またステニスに先立ち、海自護衛艦「おおよど」と「さわぎり」が出港しました。これは8月25日・26日の両日、ステニス空母攻撃群との共同訓練のためです。舞鶴基地のイージス艦「みょうこう」や那覇と厚木基地からのP−3C哨戒機も参加しての、通信を含む訓練といわれています。

 米海軍は西太平洋に原子力空母攻撃群を2隻配備する構想を持っており、今回の4ヶ所同時寄港や事実上の護衛も含む海上自衛隊との通信訓練は、日本列島全体をいっそう米戦略に巻き込み、侵略の出撃基地化を目論むものです。

追記:US.Navyニュース8月30日付けは共同演習を次のように記している。

 今回の演習は、米海軍と海上自衛隊との間ですでに高いレベルにある相互運用性をさらに高めるために計画された。通信訓練、艦船操縦訓練、飛行業務、防空訓練、旗掲揚訓練、隊員の甲板への相互乗り入れ、を含んでいる。