強襲揚陸艦エセックス初公開
7月4日、合衆国独立記念日に合わせて米軍佐世保基地が4年ぶりに全面開放となりました。強襲揚陸艦エセックスも配備後初めて公開されました。 ゲート前では手荷物検査、金属探知器によるボディチェック、大人に対しては身分証明書の提示を求めるなどかつてない厳重体制が敷かれました。とくに証明書については用意していたリストとおぼしきファイルと照合することもあり、提示させる目的は何なのか追及していく必要があります。
エセックスに搭乗する際も再度手荷物検査がありました。エセックス内では広大な格納庫が公開されました。雨天のため、予定されていたLCACを搭載するウェルデッキと飛行甲板の公開はありませんでした。
また格納庫に隣接する簡易医務室が公開されました。スタッフは「ここは簡単な手術や手当てができる。負傷した兵士を治療してまた送りだすのが任務。通常は2名の医師と16名のスタッフがが常駐するが2000人規模の海兵隊を搭載するときは8名の医師が乗艦し4名は海兵隊とともに上陸する。手術室は3部屋あり、100床のベッドがある。集中治療室も3部屋ありベッド数は14。さらにベッドは予備として200ある」と明け透けに洋上戦闘医療施設であることを語っていました。
当初、ミニマート横にイベント会場が設営される予定でしたが、雨天のため、施設部立体駐車場とショーボート映画館に変更となりました。 基地内では真新しい施設が「思いやり予算」で次々と建造されています。「街」はきれいで、合衆国にとって一番の祝日だというのに清掃の仕事をしている日本人従業員がいました。その姿が日米関係を端的に表しているように思えます。彼らの全給与もまた「思いやり予算」なのです。 |