佐世保港内で原潜と二度遭遇!
情報統制下で50回目の寄港


入港する原潜コロンブス(2月21日午前9時)

 2月21日、佐世保鯨瀬ターミナル午前8時50分発の西海町川内行きの瀬川汽船に乗船した。後部座席から佐世保港を眺めていると突如、左手側から原潜が2隻の支援船に誘導されて入港してくるのに遭遇した。午前9時だった。大きさから見て米原潜に間違いない。
 9・11テロ事件以降、米軍の意向を受けた外務省の要請で佐世保市は米原潜の入出港情報の事前公表を控えている。定期航路の船舶には連絡が行っているのであろうが、個人所有の船舶は突然原潜に出くわすことになる。今回それを身をもって体験した。佐世保市が原潜の事故を想定して防災訓練を実施しているように、そもそも原潜のもつ危険性ははかりしれないものがある。事前に情報の届かない一般船舶は常に危険と隣り合わせで航行しているのだ。
 瀬川汽船は川内に9時18分に着いた。帰りは9時25分発で佐世保着10時10分の予定。案の定、帰港する原潜と再び遭遇した。午前10時のことである。


出港する原潜コロンブス(2月21日午前10時)

 報道によれば今回一時寄港したのは米原潜コロンブスで(今年に入って)原潜はここ3週間にたてつづけに4回寄港したことになる。午前9時17分に港中央部に停泊した。約30分後に出港。寄港目的は「人員の輸送」とされている。通算223回目の寄港で、情報規制下で50回目の寄港だった。

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