陸自本隊派兵に抗議
長崎市官庁街で昼休みデモ

 2月3日、戦後初めて戦闘地域へ重武装した自衛隊が派兵されました。イラクへ派遣部隊は陸海空あわせて千人を超える兵力になります。

 そもそもイラク戦争は、国連決議によらない無法な侵略戦争でした。それだけでなく、戦争開始の口実となった「大量破壊兵器の保有」さえ、ブッシュ大統領の口から「真実が知りたい」と出る始末。何の大義もない戦争であったことが明らかとなっています。
 国会でもイラクの治安状況をめぐる政府報告書のずさんさと、その事前作成が暴露されました。あわせて自衛隊が米占領軍の指揮下で活動するようになっていることも明らかになりました。しかし日本政府は、イラク戦争支持の「大義」が崩れても、「危険な地域には行かせない」という前提が崩れても、米軍占領の支援のために自衛隊派兵を強行したのです。

 この日、有事法制に反対する長崎県・市連絡会は緊急の昼休み抗議デモを行ない、対米公約のために国民のいのちをもてあそぶ日本政府に対して怒りの声を上げました。水道局前にかけつけた約80名の市民は県庁前までの官庁街を往復して、「自衛隊のイラク派兵反対」、「アメリカの占領に手を貸すな」、「戦争支援のための憲法改悪反対」とシュプレヒコールを繰り返しながら市民にアピールしました。