佐世保に遠征攻撃群新編へ
米海軍佐世保基地は海外で唯一の強襲揚陸艦の母港となっています。 「遠征攻撃群」での構成についてはすでに4月中旬から5月上旬にマリアナ諸島で実施された合同演習「タンデム・トラスト03」で実施されていたと琉球新報が報道していました(5月27日付け)。「攻撃群を構成したのは31MEU(在沖米海兵隊の第31海兵遠征部隊)、強襲揚陸艦エセックスなど揚陸艦3隻のほか、ミサイル巡洋艦、ミサイル駆逐艦、駆逐艦、攻撃型原子力潜水艦。演習で合同火器攻撃、強襲、海中戦闘、都市型戦闘、飛行場制圧などの各作戦のほかトマホーク巡航ミサイルの模擬発射も実施した。」 この演習に参加したのは佐世保配備の強襲揚陸艦エセックス、ドック型揚陸艦ジュノーとフォート・マクヘンリー、横須賀配備の駆逐艦オブライエン、イージス艦カーティス・ウィルバー、サンディエゴ配備の巡洋艦アンチータム、グアム配備の攻撃型原潜シティ・オブ・コーパス・クリスティの計7隻。 「遠征攻撃群」の新編は、ブッシュドクトリン(米国家安全保障戦略)にいう、ハブ基地の強化であり、日本の防衛とは全く関係のないものです。現在、佐世保で進行している、新岸壁建設、弾薬庫の集約近代化、住宅の整備、LCAC新駐機場建設なども、こうした流れの中で問い直す必要があると思われます。 |
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