いま「戦争反対」を叫ぼう!
4.5WORLD PEACE NOW 長崎集会に700余人

 4月5日、長崎市公会堂前広場で、イラク戦争の即時中止を求める「WORLD PEACE NOW 長崎集会」が開かれました。「戦争法」に反対する市民の会の呼びかけによるもので、昨年6月、12月に続く3回目の統一行動です。700名余りが参加し、地元ミュージシャンたちの平和の歌をまじえながら、参加者が自由に登壇してイラク戦争反対を訴えました。

キリスト教牧師の原さんは「ブッシュ大統領は開戦演説で『神のご加護を』と言った。人殺しの神を信じているのだろうか。一日も早くイラク攻撃をやめさせるために行動を起こしていきたい」とジョン・レノンのイマジンを歌いました。
新日本婦人の会の前川美穂さんは「学校の授業で子どもたちが『どうしたら戦争がやめられるか』話し合った。署名を勧めたら子どもたちも喜んでみんな書いてくれた。子どもたちは平和学習の中で戦争は絶対いけないということを学んできた。そんな中で戦争が始まって、テレビの映像に子どもたちは大きなショックを受けている。このままでは世界中の子どもたちが心に傷を負っていくだろう。なんとしても戦争を止めねば」と語りました。
偶然通りがかった米オハイオ大学のデビッド・モールド教授は「600人の学生をつれて船で日本に来ている。アメリカの教員は湾岸戦争以来、一貫して戦争に反対している人が多い。私も夫人と一緒にデモ行進に参加している。全ての人類のために平和を掲げ続けたい。たくさんのアメリカ人がこの戦争を悲しいと思っているし、皆さん方と一緒にたたかいたいと思っている」と連帯のメッセージを寄せてくれました。
長崎マスコミ文化共闘会議の平野妙子さんは「9人のアナウンサーが浜の町でイラク戦争反対を訴えた。市民の声が政治が変える。じゃんじゃん行動して欲しい。それをマスメディアは報道する。いま声を上げなければこれまでやって来たことが意味をなさなくなる。そういう思いで被爆地から報道していきたい」と決意を語りました。
有事法制反対長崎市連絡会の大塚孝裕さんも「これまでにない反応が寄せられている。大多数は二十歳前後の青年で参加者が励まされた。若い人たちが今回の戦争に危機感を持っている。はたらく仲間の皆さんが労働組合の原点を思い返して立ち上がることを願っている。これからも一緒に頑張っていきたい」と決意を述べました。

 参加者は思い思いの方法でイラク戦争反対をアピールしながら湊公園まで約1時間、市内をパレードしました。