京都原爆訴訟を知る会に行ってきました
12月11日に判決が言い渡される京都原爆症認定訴訟は、提訴以来12年を経ています。しかしその内容がほとんど知られていないので、弁護団主催の「知る会」が開催されました。松谷英子さんも招かれて、支援を広げる機会をいただきました。
この会には多くの市民が参加しましたが、原告のAさんは病状が悪化して京都市民病院に入院中でした。Aさんの訴えは弁護士が代読し、つづいて松谷さんが訴えました。名古屋大学名誉教授の澤田昭二さんは「DS86」について判りやすく説明し、最後に尾藤弁護団長より裁判の経過説明がありました。
売れないだろうと思って持参した資料集はあっという間に完売。翌日づけ京都新聞には松谷さんの訴えも記事となっていました。
日本平和大会IN佐世保で訴え
11月20〜23日、被爆県長崎の佐世保で日本平和大会が開かれました。松谷さんはじめ事務局は21日の開会総会から参加しました。総会会場の佐世保文化体育館の玄関ロビーにコーナーを設置し、宣伝・物販活動をしました。
2日目の夕方に開かれた青年の集会「ピースシャウト」では反核平和の風刺コントが大評判のいもづる団の面々による「松谷」紹介コントが宣伝に一役買ってもらいました。
閉会総会では松谷さんの訴えがあり、地元会員さん、千葉からの参加者のうちの会員さんらにお手伝いいただきステージを盛り上げました。
大会期間中の入会者は3名、テレホンカード、ポストカード、資料集の売り上げは14万円を超えました。
最高裁第3次要請行動に11万余筆
11月13日、第3次の最高裁要請行動が繰り広げられました。この日はこれまでと同様、午前8時半から最高裁職員へのチラシ配布を行い、午前10時から署名などの提出・書記官への要請行動を行いました。提出した署名は個人11万4261筆、団体245で、累計20万1591筆、701団体となりました。
今回は、日本被団協の中央行動のさなかであったため、被爆者の代表を中心に取り組まれ、松谷英子さんをはじめ14県の被爆者代表が最高裁に入りました。広島、北海道、三重、長崎の被爆者団体から上申書が読み上げられ、全国から寄せられた上申書210通が提出されました。
11・7/8弁護団会議を長崎で開催
厚生省の上告理由書に反論する答弁書の作成で春以来続けられている弁護団会議は5回目となりました。東京4名、京都1名、福岡1名、長崎4名の弁護士が参加し、テーマごとに担当弁護士から文書提出がありました。まだ議論し尽くされない点もあり、答弁書の作成は来年3月を予定しています。
なおDS86に替わる原爆放射線被ばく線量推定方式は早ければ1999年後半には出されそうだということです。
福岡高裁勝利1周年大街頭宣伝行動
歴史的な福岡高裁勝訴から1周年の11月7日、長崎の繁華街には、原爆裁判ネットワーク、日本被団協など、県内外から14団体50名を越える人たちが集まり、『最高裁で三度の勝利を』と市民に呼びかけました。
参加した団体会員の代表によるリレースピーチや弁護団の法廷外闘争の重要性の話につづき、本島前長崎市長も「被爆者の悲しい現実から目をそらしてはならない」と協力を訴えました。寄せられた署名は320筆、募金6081円でした。
この宣伝行動に前後して3台の宣伝カーが市中に繰り出されました。
不当な厚生省の上告に対し、怒りをもって抗議し、ファックスまたは葉書で上告取り下げを要求しましょう。
宛先: 厚生大臣 宮下創平
東京都千代田区霞ヶ関1-2-2
03(3502)3090
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