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九州のうたごえ熊本祭典で訴え

 9月24〜25日、熊本県被団協のお誘いで、九州のうたごえ熊本祭典に参加しました。
 24日の交流会では松谷さんが特別ゲストとして紹介され、最高裁での支援を訴え、「三度の勝利を手にするまでくじけません」と決意を語り、大きな拍手を受けました。
 翌日の大音楽会では《平和の鐘をならそう》と銘打つ平和コーナーで、松谷さんの訴えの後、熊本県被団協、九州学院の女子高生、長崎の参加者らとともに「折り鶴」「ひろがれたんぽぽ」を歌いました。
 会場ロビーでは、署名220筆、募金1万6000円余りが寄せられました。


宮城でも支援の輪ひろがる

「松谷英子さんを招く会」結成


 宮城県内の8団体によって「宮城に松谷英子さんを招く会」が結成され、10月21〜23日、松谷さんが宮城県を訪問しました。
 これは宮城県原爆被害者の会、日本科学者会議宮城支部、原水爆禁止世界大会宮城県代表団事務局が中心となって県内の市民団体に呼びかけたもので、さきの東京での「ネットワーク」に呼応したものです。
 今回の訪問では被爆者の会、青年団、みやぎ生協・平和委員会、民医連・坂総合病院などの団体が「かこむつどい」を開催し、熱心に意見が交わされました。
 この裁判のことを初めて知ったという参加者が多く、「被爆後53年も苦しんでいる被爆者をなぜ国は助けられないのか」「明らかに原爆のせいで被害を受けている松谷さんをどうして原爆症と認めないのか」との疑問が出されました。
 事務局からは、唯一の被爆国でありながら政府高官の核兵器使用容認発言に見られる日本政府の核政策や国家補償となっていない被爆者援護対策について説明しました。
 最終日の夜に開かれた「招く会」主催の懇談会では、松谷さんの切々とした被爆証言が参加者の胸を打ちました。そして政府・厚生省に対する憤りと決して負けない決意で参加者の心は燃え、一体となりました。参加していた高校生の「支援する会に入会して一緒にたたかいます」との発言には拍手がわき起こりました。
 この取り組みの中で各団体や懇談会参加者の中から39名の新規入会者を迎え、県内個人会員数は107名となり、東北地方で初の三桁会員となりました。
 また今回の取り組みでは、財政面を各団体が支えていただきました。支援する会は最高裁へ移ってから財政面では大変な困難を強いられています。全国的に裁判支援が広がる中、強力な財政支援は不可欠です。宮城の皆さんの物心両面にわたる支援運動の熱い心にふれた訪問でした。

※「招く会」参加団体(50音順)

原水禁世界大会宮城県代表団事務局
日本科学者会議宮城支部
婦人有権者同盟仙台支部
宮城県原爆被害者の会
宮城県青年団連絡協議会
宮城県地域婦人団体連絡協議会
宮城県民主医療機関連合会
みやぎ生協


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