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たちかぜ型護衛艦

　海上自衛隊第２世代のミサイル搭載護衛艦。船型は艦首部から艦橋にかけて、ナックルラインを付け、艦首部からの波しぶきが艦橋部に影響を与えぬよう配慮された。
　装備された対空ミサイルはスタンダード・ミサイル(MR型)である。
　なお、０７年３月、護衛艦隊旗艦だった「たちかぜ」は退役し、代わって「さわかぜ」がその任についた。また「あさかぜ」も０８年３月１２日に退役となった。

　基準排水量約3,850(3,950)t、長さ143m、幅14.3m、深さ9.0m、吃水4.6(4.7)m
　速力32ノット、乗員約240(270)人。(　)内は「さわかぜ」。

【主要武器】
　５インチ単装速射砲×2
　対空ミサイル・スタンダード単装発射機×I
　対潜兵器アスロックランチャー×1
　３連装短魚雷発射管×2
　高性能20mm機関砲(ClWS)×2

はたかぜ型護衛艦

　「たちかぜ」型の後継として計画された海上自衛隊の第３世代ミサイル搭載艦で、対空ミサイルを艦首部前甲板に装備した。
　船体の形状は「たちかぜ」型と「はるな」型を踏襲しているが、主機にガスタービンを採用したため、煙突が大型１本となった。
　「たちかぜ」型は56中期業務見積で４隻を計画したが、艦隊防空能力向上のため、88年度計画でイージス艦の導入が決まり、継続しての建造計画はなくなった。

　基準排水量4,600(4,650)t、長さ150m、幅16.4m、深さ9.8m、吃水4.8m
　速力30ノット、乗員260人。(　)内は「しまかぜ」。

【主要武器】
　５インチ単装速射砲×2
　対空ミサイル・スタンダードSM-1(MR)×1
　対潜兵器アスロックランチャー×1
　対艦ミサイル・ハープーン発射装置一式
　３連装短魚雷発射管×2
　高性能20mm機関砲(CIWS)×2