ホーム長崎港ウォッチング護衛艦の概要

はるな型護衛艦

艦番号 艦名 建造所 起工日 進水日 竣工日 配備先
DDH141 はるな 三菱長崎 70.09.19 72.02.01 73.02.22 除籍
DDH142 ひえい 石川島播磨 72.03.08 73.08.13 74.11.27 除籍

 海上自衛隊初のヘリ搭載護衛艦で3機を搭載する。船型は凌波性の向上が図られた構造をしている。
 ヘリコプター格納方式は、オンデッキ・タイプで、左舷奥に整備員室がある。両艦とも近代化計画により1986年から89年にかけて特別改装され「しらね」型に匹敵するシステム艦となった。
 SH-60J新対潜ヘリの採用により、93年度に両艦ともSH-60J用データリンクを装備した。「はるな」には大村の第22航空群123航空隊(当時)から哨戒ヘリSH-60Jが93年度に配備された。
 基準排水量4,950(5,050)t、長さ153m、幅17.5m、深さ11m、吃水5.2(5.3)m
 速力31ノット、乗員370人。( )内は「ひえい」。

 「はるな」は新型のひゅうが型「ひゅうが」に、「ひえい」は同「いせ」にとって替わった。

【主要武器】
5インチ単装速射砲×2
 対空ミサイル短SAMシースパロー装置一式
 対潜兵器アスロックランチャー×1
 3連装短魚雷発射管×2
 高性能20mm機関砲(CIWS)×2
 哨戒ヘリSH-60J×3


しらね型護衛艦

艦番号 艦名 建造所 起工日 進水日 竣工日 配備先
DDH143 しらね 石川島播磨 77.02.25 78.09.18 80.03.17 除籍
DDH144 くらま 石川島播磨 78.02.17 79.09.20 81.03.27 佐世保

 「はるな」型に次ぐヘリコプター搭載大型護衛艦であるとともに、海上自衛隊初のシステム艦でもある。外形は、ほぼ「はるな」型に近いが、海上自衛隊の護衛艦として、初めて短距離艦対空ミサイル(短SAM)“シースパロー”発射機を搭載した。
 四次防中に2隻が計画され、74、75年度で取得を予定したが、石油ショック等によるコストアップなどの関係から1年ずれての建造となった。両艦とも対潜ヘリ着艦用ベアドラップを、HSS-2とSH-60J兼用型に換装した。

 基準排水量5,200t、長さ159m、幅17.5m、深さ11m、吃水5.3(5.5)m
 速力32(31)ノット、乗員350(360)人。( )内は「くらま」

 「しらね」は新型のいずも型「いずも」にとって替わり、「くらま」は同「かが」に替わる予定。

【主要武器】
 
5インチ単装速射砲×2
 対空ミサイル短SAMシースパロー装置×1
 対潜兵器アスロックランチャー×1
 3連装短魚雷発射管×2
 高性能20mm機関砲(ClWS)×2
 哨戒ヘリSH-60J×3