このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名所と銘木あれこれ−サイト管理者の旅日記

桜の誕生した場所、残されてきた歴史、桜に携わった人々。
そこを訪ねれば、その桜がもっと愛おしくなるものです。

三吉山のシンエイザクラ
 (山形県上山市)

ここは山形県〜
三吉山(さんきちやま)のシンエイザクラを調査してきました。
三吉山(標高574m)
上山市内にある三吉山は「やまがた百名山」に選定されました。

平成10年(1998新)大場秀章氏によって、
「雑種シンエイザクラおよびサクラ属雑種の新組合わせ」が
発表されました。
シンエイザクラは、この山の頂上付近にのみ自生しています。
発表されて以来、いつかは行こうと思っておりました。
三吉山は、地元の方々によって大切に整備され、
上山市によってウォーキングのコースにも設定されています。
大変歩きやすく整備されていました。
コースを頂上に向かって歩けば、山形盆地の眺望、
眼下にみえる上山市街地、対面の山の稜線が眺望できます。
斜面に岩石が広がる岩海(がんかい)が見えます。
あっ! シンエイザクラか!
おっと、ここは危なくて近寄れません。
発見者の加藤信英氏に因んで「Cerasus× katonis」
シンエイザクラと命名されました。
私としてはサンキチザクラと名付けてほしかったですね。

江戸時代より信仰対象とされてきた山で、
秋田県太平山にある三吉神社から分霊された、
三吉神社が頂上にあります。

この桜をもう少し知りたい方は、下記より桜図鑑をご覧下さい。
 
 シンエイザクラ
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文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑
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