第24章 色々試してみよう

 わたしは、ゆうきと一緒にうどん屋でランチをしていた。
「そういえば、あたしが初めてプリパラに行った時もここで食べたね」
「そうそう。お土産の小梅でそふぃさんがライブしてくれたよね」
「あれからもう2年になるんだね」

 そんな話をしながら、プリパラへの道を歩いていて、ふと思い出した。
「そういえば、昔このあたりでドラゴン退治してヘアアクセを貰ったお店あったよね」
「確かに最近見かけなくなったけど、つぶれちゃったのかな」
「うーん、どこだったっけ…」
 わたし達はお店のあったあたりを歩いてみたけど見つからない。店があったと思われる場所はグラウンドになっていた。
「こんなグラウンドあったっけ?」
「高校の練習場みたいね」
「確か、ヒーロー学科のある高校だよね」
「あ、ちょうど練習中みたいよ」

 わたし達はちょっと練習を覗いてみた。わたしたちと年齢のそう変わらない女子たちが模擬戦をしていた。
 カエルっぽいコがすごいジャンプから飛び蹴りをし、一見普通のコが岩を浮かせて落とす。彼女は重力制御ができるみたいだった。

「あの人たちと仲良くなれば、メイキングドラマの空中ポーズの練習できそうだね」
「こらこら、正義のための力を変な事に使わせたら怒られるよ」
「そろそろ行こうか」
「だね。練習の邪魔しちゃ悪いし」

 わたし達はプリパラに着いた。ちょうど、またスタンプがたまって髪形チェンジができるようになった。
「シュララも巣立ったし、髪型戻そうかな」
「戻してみたら?」
 わたしは髪型を戻そうとしたら、おだんごが1つの髪型があった。
「あ、面白そうだし、この髪型にしようかな」

 髪型の設定の後、わたし達はれみと合流した。
「さて、次のライブでやってみたい案をみんなで出してみよう」
 わたしの問いにれみが答える。
「うーん、月並みだけど、ハワイアンコーデが3色揃ったし、みんなでハワイライブとかかな」
「あのコーデって、へそ出しだよね。さすがお色気担当」
「しつこいって、そのネタ!」
「あたしはプリパラデビュー当時のお気に入りコーデでライブがいいかな。さっき、あみと思い出話したから思いついたんだけど」
「う、わたしが言おうと思ったのにぃ!じゃ、私は主役は誰だライブを提案するわ」
「何それ?」
「わたし達もバックダンサーさんと同じバトポンコーデを着て、10人お揃いみたいにするの」
「なんという事を思いつくやら…」
「で、どれにするの?」
 ゆうきがわたしに訊く。もちろん答えは決まっている。

「全部!今後3回分のネタにするって事で!」


今回のプリチケ
  
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