第17章 コーデ枯渇?救いはくじ!

「うむむ…気が付けば、揃ったコーデが枯渇してきた…」
 あみはコーデをチェックして気付いた。今揃っているコーデでまだ使っていないのはバンキッシュハートしかない…
「ミックスコーデでも試すかな。そういえば、クレアさんはよくミックスコーデのレシピとか作ってた気がする」
 あみはクレアさんに連絡してみた。
「どうしました?」
「クレアさんって、どうやってミックスコーデ考えてます?」
「私はミックスコーデコンテストによく出るから、お題に沿って、ワッチャのいちばん出せる組み合わせを研究して決めることが多いですね」
「そう言えば、わたしも昔は出てたけど、最近出てないなぁ…」
「コンテストじゃないのなら、普通にこの組み合わせがかわいい、とかってフィーリングでいいんじゃないですか」
「それもそうですね。あ、この前から何度かフレンド紹介で呼んでくれて嬉しかったんだけど、久しぶりに一緒にステージもやりたいですね」
「パンダチャイナとかはどうですか?」
「あ、あれ、最後までアクセ出なくて…というか、機械のエラーで出てこず、それ以来二度とコーデメイツが持って来てくれなくて」
「それなら、今度出る雑誌でブルーが一式手に入るそうですよ」
「それにかけるかな。あ、パンダチャイナと言えば確か…」
 あみはみか♪さんのライブ相手募集でパンダチャイナピンクとの合わせも出てたのを思い出した。
「良かった!まだ募集中だった!」
「クレアさん、みか♪さんを呼べば三色でプリマジできますね!」
 あみは早速みか♪さんに連絡を入れた。
「というわけで、今度パンダチャイナ合わせやりませんか?」
「いいですよ。いつですか?」
「もうちょっと先になるんですけど…」

 そして、パンダチャイナ合わせの日まで、あみは私服系でいくつかのミックスコーデを組んでプリマジをした。ANAPの服、セットじゃなく、トップスだけTシャツとかは無難かな、とか色々と。おしゃれなあの子真似するより、自分らしさが一番でしょ。

そうこうしている間に、とらいあんぐる☆ARTでお茶する機会があった。れみが、
「あみ、バンキッシュハート着たいっていってましたけど、私、この前のモモカさんたちとのジョイントの時のデニムスーツで良かったら、ピンク合わせでいけますよ」
「なるほど。じゃ、とみはどうする?」
「そうだね…どのコーデが合うかな?」
「ロックレザーピンクとかどうでしょう」
「いいかも。それでいこう!」
 三人はプリマジへ向かった。そして、いざ、というとき…
「あれ?」
 とみがふとコーデブックを見る。
「トップスが無い…」
 そこでふと思い出す。
「しまった!ミックス考えてる時に使ってそのままだった…」
 仕方なく、とみは見学。あみとれみのデュオになってしまったのだった。

 そして、いよいよ約束のパンダチャイナ合わせの日。
 あみは雑誌で手に入れたブルー。クレアさんはグリーン、みか♪さんはピンクだ。
「みんなかわいい!誘ってくれてありがとうございます!」
 みか♪さんは上機嫌だ。
「こういうかわいいコーデって、元気出ますよね」
 応えるクレアさんにあみも頷く。
「うんうん。判ります!でも、このパンダの顔、どこかで見たことあるような…」
 そういうあみに、クレアさんが、
「そういえば、このコーデを「味の素」って言ってる人を見かけましたね」
「それだ!味の素の瓶の模様のパンダの顔!」
「ふふ、おいしくて栄養取れるってことも共通点ですね」
 3人はそう言って笑った。
「あみさんとはこの衣装では二回目ですね」
「ですね。前はわたしがペンギンで」
 以前のデュオの話をすると、みか♪さんが、
「わぁ、それもかわいい!あとで過去の配信チェックしなくちゃ」
「あみさんとみか♪さんのデュオ、タイムラインでずっと前に見たかも…」
「おとめマーガレットでやりましたっけ」
「やりましたね」
「さて、今回のパンダチャイナ三色も楽しいプリマジにしようね!」
「おーっ!」

 こうして、合わせライブをして、またも揃ったコーデが枯渇してしまったあみ。
 どうしたものかなと思っていたら…
「プリマジくじ?」
 なんと、フルコーデが当たるくじが売りだしになったようだ。
「ふむふむ。上位賞はマナマナ服のパートナーの色違い。次点は制服の色違い。下位賞は色々な職業コスか。職業とか面白そうなのが本数多いから逆にラッキーかも」
 あみはさっそくショップへ行き、くじを買った。
「何がでるかな?わくわく」
 まじめポリスだった。
「おお!おまわりさんコス!個人的には当りだ!」
 あみはポリス服でプリマジをしたのだが…
「そういえば、むかしプリパラでぱぴぷぺポリスとかやったなぁ…なんか、プリチャンでわんわんポリスコーデをグミで当てた時も同じ事思った気がするけど」

 そんなわけで、とらいあんぐる☆ARTの今回のプリマジのテーマは単純明快なものになった。
「えっ、みんなでくじを引いて、そのコーデでライブ?」
「面白そうですね」
「でしょ。やろうやろう!」

 結果。とみはふわふわナースで看護士さん。あみはウキウキテニスプレイヤーでテニス選手。れみははにたんスクールだった。
「私は…学生ってことでいいんですかね」
「だね。みゃむとかチムムスクールのほうがより学生っぽいけど、そのコーデ可愛いし」
「そういえば、誰もマナマナ服当らなかったね」
「ラストワンだとみゃむさんの大魔法使いのマナマナ服みたいですよ」
「いや、くじを買い占めるだけの財力ないし…」
 そういうあみに、とみがつっこみを入れる。
「そこまで買ううちにマナマナ服、いくつも当たると思う」
「それもそうか」
 三人は顔を見合わせて笑った。
「じゃ、そろそろ三人のステージ、始めようか」


今回のフォト
                         
今回のソロ・デュオ・チームユニット

あみ


あみ


あみ


れみ&あみ


みか♪さん&あみ&クレアさん


あみ


れみ&あみ&とみ


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