第2章 オーディション

 ついにその日がやってきた!
 あみはオーディションの受付を済ませてスタジオに入った。
「いよいよだな」

 あみはアイムゥに導かれてライドに乗った。プリマジのフロートのような感じだ。

 フロートは空中に浮かんだ小部屋に入る。
「コスメゾーンだムゥ」
 あみはネイルやリップを使ってメイクする。
「コスメ、ばっちりだムゥ!」


 コスメゾーンを飛び出すと、あみは大きくジャンプした。
「わたしも知らない秘密のわたし!」
 コーデが選んだコーデに変わる。みつきとお揃いの初めてルーレットで揃えたコーデだ。

 アイムゥからマイクを受け取って準備OKだ。



 そして、今回の審査員が紹介される。

 審査員は怖そうなデビムゥ、あとはかぶりものをかぶった女の子二人、夢見うたと夢見まいの姉妹だった。
「チカラが試されるメンバーだ!気合を入れてがんばろうぜ!」
 司会の言い方からも、結構厳しい審査員なのだろう。でも、大丈夫。みつきのおまじないも貰ったんだから!
 
 そして、ステージが始まった。



 今のところ、順調に歌って踊れてる気はする。ガイドに沿って空中に絵を描く振付けも出来たきはするのだが…
 ただ、ひまりの時のようにコーデが光るわけではなかった。

 そして、曲が終わった。

「合格できるのか!?運命のジャッジターイム!」

 あみは祈った。コーデが光ったわけでもない。どうなるのだろう?
「合格だーっ!」


 やった!合格できた。
 次はコーデを光らせて、もっといい成績で合格できるようにがんばりたい。
 でも、まずはアイプリとして合格できたのだ。
 あみは満面の笑顔になった。



前へ表紙へ次へ