第15章 マスコット認定試験だパン
あみはゲームコーナー、モーリーファンタジーに来ていた。
「ここでライブすると、メルパンの衣装の色違いが手に入るって話だけど…」
メルパンの衣装のピンク版だった。
「かわいいな。これ。さっそく着てライブしたいな」
あみはさっそく招集をかけた。今日はゆうきも含め全員が揃った。
ライブをした後、全員でお茶をしに行こうとした時、告知が入った。
「マスコット認定試験?」
育てているマスコットは認定試験をクリアしないとたまごに戻されるらしい。
「あみちゃーん」
「あみさまー」
あみの所にキラッCHUとメルパンがやってきた。
「大丈夫だよ。試験、がんばろうね」
あみは二人の背中を押しながら試験会場へ向かった。
試験はライブで実施される。
まず、二人はそれぞれキャストコーデで課題曲をクリアした。
「次の試験は…」
「私たちとライブだよ」
みらいとえもが待ち受けていた。
「どっちが行く?」
あみが聞くと、二人ともが手を挙げる。
「行くっチュ」
「行くパン」
それなら…と、あみは少し考えてから、
「この前手に入れたメルパンのコーデの色違い、キラッCHUに似合いそうだし、メルパンバージョンのキラッCHUというのはどう?」
「ご主人様がそう言うなら…」
こうして、次の試験に臨むことになった。
二人はやきたてベーカリーコーデだ。
「りんかちゃんカラーのやきたてベーカリーコーデじゃないとダメっチュ?」
キラッCHUは不安になった。
「大丈夫。きっとうまく出来るから」
「しっかりするパン!」
あみ達にそう励まされて、キラッCHUは試験のステージに立った。
そして、やりきった。
「お疲れ様パン」
「よく頑張ったね」
そして、休む間もなく最終試験だ。
「ご主人様、パートナーとライブ、だって」
まずはキラッCHUが挑戦だ。
「じゃ、わたしはメルパンと色違いのコーデでバックにつくね」
「おねがいするっチュ」
「それじゃ、行くパン」
そして、キラッCHUは無事認定証を手に入れた。
「次はメルパンだっチュ」
「余裕パン!」
「キラッCHUのコーデは色違い持ってないから、お揃いでバックにつくね」
「ありがとうパン。がんばるパン」
そして、
「パンパカパーン!認定証ゲットしたパン!」
「良かったね。二人ともおめでとう!」
こうして、無事認定試験をクリア。あみ達もマスコットの応援でライブを続けることができるのだった。
今回のライブシーン
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