『筑波山南側の登山道』 女体山本殿階段下(地図上の現在地)の登山マップより

御幸ヶ原コース 筑波山神社〜御幸ヶ原 参考タイム:登り90分・下り70分
筑波山神社左手のケーブルカー宮脇駅から、軌道に沿って御幸ヶ原へと登る。筑波山神社からは最短コースで、見事な杉の大木を眺めながら行くが、展望がなく急勾配である。ケーブルカーの乗客に手を振って、「私は、軟弱ではない!」と、優越感を味わえるコース。しかし、「舐めたらいけない筑波山」・・・といったコースでもある。

白雲橋コース 登山口〜女体山頂 参考タイム:登り110分・下り90分
筑波山神社への階段右側の路地を進んで、小さな鳥居をくぐると登山道が始まる。途中、酒迎場分岐を左折して、展望のない樹林の中を登って行くと弁慶茶屋である。さらに奇岩・名所を見ながら進むと、徐々に展望も開けて、最後に岩場を急登すると筑波山神社女体本殿がある山頂である。

迎場コース 酒迎場分岐〜つつじヶ丘 参考タイム:登り40分・下り35分
白雲橋コース途中の酒迎場分岐から右折して、ロープウエーつつじヶ丘駅のある駐車場に至るコース。杉と雑木の入り混じった樹林の中を行き、比較的平坦でランニングも可能。下山方向を間違えた人が、利用することも・・・^^;;

おたつ石コース つつじヶ丘〜女体山頂 参考タイム:登り80分・下り65分
つつじヶ丘の駐車場から弁慶茶屋へのコースで、ロープウエーを利用しない場合はここを登ることになる。弁慶茶屋からは、白雲橋コースと合流して女体山頂へと向かう。眺めの良い登山道で、駐車場からコース途中まで、散策気分で登っても楽しめる。山岳ラン練習には、もってこいの斜面。

自然研究路 参考タイム:60分
男体山を取り捲く、1周1.5kmの自然研究路(散策)コース。筑波山の植物や地質を記した看板も設置されていて、楽しみながら歩くことが出来る。筑波山の南と北の植生の違いも分かる・・・かも?。お薦めビューポイントは、男体山から南西に延びる尾根上の展望台(見晴台:富士見石)。

女体山〜男体山 参考タイム:25分
双耳峰である筑波山の両峰を結ぶコース。中間の鞍部は御幸ヶ原と呼ばれ、ケーブルカーの山頂駅(ロープウエーは、女体山寄りに駅があるので、間違えないように!)や食堂・売店・トイレなどがあって観光客で賑わう。


『筑波山北側の登山道』 国土地理院発行の地図に見えるもの

筑波高原キャンプ場コース(祖父ヶ峰歩道) 参考タイム:登り55分
筑波高原キャンプ場(桜川市営)から女体山への登山コース。テント(ロッジ)サイトの奥(最上部)から登山道は始まって、女体山から北側に延びる尾根上の道を行き、雑木林に囲まれた雰囲気のある道。最後の急登をジグザグに登ると、女体山の山頂である。カタクリの花が多く見られる。

旧ユースホステルコース 参考タイム:登り50分
桜川市酒寄から入った林道を進んで行き、突当たりの広場が旧ユースホステルの跡地で、約20台の駐車スペースがある。登山道は、良く整備され幅も広く、北側から最短で山頂へ至るコース。御幸ヶ原の売店裏、東側のトイレ脇に出る。

男の川コース
 参考タイム:登り60分
旧ユースホステルコース手前から登る、男の川に沿うコース。登山道入口に、「男の川」の看板と、若干の駐車スペースあり。左岸を登りはじめると、右に不動明王の石仏がある。途中に、水場「延命水」もある。尾根上の急登を登りつめると、旧ユースホステルコースと合流する(現在は、ユースコースへ合流の道は荒廃。直進して、自然研究路へ)。また、枝道が多いい。
(旧ユースホテルコース・筑波高原キャンプ場コースを含めて、冬期の林道利用には、車の滑り止め必帯)

薬王院コース 参考タイム:登り100分
薬王院境内の墓地裏に登山道入口(標高190m)があり、自然研究路の一番北の部分に出るコース。登山道は整備されていて、途中で林道(舗装)を横切るなど行程が長く、気が遠くなるような階段も楽しめるので、トレーニングに最適 ^^;;;。研究路に出る手前左側のピークが、筑波山の第三の山頂(筑波隠し)と言われる坊主山(710m)である。薬王院に駐車スペースがあるが、下の「つくしこ調整池」の湖畔にもトイレ付きの駐車場がある。

T字路尾根コース 参考タイム:登り70分
酒寄と梅園方面からの林道が交差するT字路から登って、薬王院コースと同じ自然研究路北側に出るコース。最初は比較的平坦な尾根上を行く道だが、最後は岩の多い樹木の中の急登で、変化に富むコース。現在は、尾根上を直進して研究路北側と展望台の中間に出るように道が付けられているが、枝道も何本かあるので迷子にならないように。T字路周辺には、若干の駐車スペースあり。以前、MTBがこの道を駆け下りてきて、ビックリしたことがあった。

 ここに記した11コースは、一般に紹介・知られている登山道である。その他にも、未公開?の道や修験修行の道、林業のための道、獣道が登山道(枝道)となったものも存在する。筑波山周辺には、沢山のイノシシが生息していて、足元を駆け抜けて行ったこともあった。筑波山を愛する人が、楽しく安全に登山できますように!

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