1月7日 朝ごはんはミューズリー、目玉焼きとスクランブルエッグ、紅茶。朝起きたら8時20分。ちょっと 寝坊してしまった。今日の予定は決めていなかったが、まさきがまたビーチに行きたいと言うので 午後から行くことにし、朝のうちは鶏への餌やり、卵の採取、馬と羊へ餌やり、とfarm workに いそしむ。今朝の卵の収穫は5個。 鶏への餌やりのためには、ポニーの草地を通って羊の草地の隅っこのケージの扉を開けて 入る。餌はパン、野菜くず、夕食の残りのサラダ(チーズ、ドレッシングなんかも入ったまま!)、 これは羊や馬の好物でもあるのでみな寄ってくる。特に羊は強引で、自分にくれないと後ろから どついてくる。ついには前足のひづめで私を蹴りだした。ひー!ウンコ踏みまくりのその足でさわらんでくれ! 羊の草地は狭いので「大」がいっぱいだ。自分の靴も大だらけだけど、羊の足も大まみれ。これが farm lifeの現実だ。 まさきが鶏のケージのドアを開けて餌をやろうとしたら大羊が突入してきた。そして鶏にやった餌を 次から次へと横取りし始める。お尻を押して出そうとしてもすぐに向きを変えてしまってケージの中で おっかけっこ。首に革ベルトを付けているのに気づいてつかんでみたが、引っ張ってもびくともしない。 右手でベルトをつかんで左手でお尻を押したらバランスを崩して羊がひっくり返ってしまった。 きのうSheep Worldで見た説明によると、羊は背中からひっくり返ると自分では起き上がれない らしいが、本当に起き上がれないみたいだ。足をじたばたさせているばかり。しかたなく、また 首をつかんで引き起こす。やっとのことでケージから押し出した。この事件で鶏が飛ぶということを 実感。餌で羊をおびき寄せようと手にパンを持って肩の高さに掲げていたら、横からメンドリがジャンプして 餌を奪っていったのである。メンドリたち強し。一羽だけいるオンドリは餌をほとんどメンドリに奪われ まったく食べていないように見える。でも、メンドリに乗っかってるシーンも多数目撃したので 要するにハーレムってことで、彼はこれで満足なんであろう。 お昼過ぎに車でビーチへ向かった。今日は東海岸へ。LunchはDelwynの作った Picnic Lunch。ハムサンド、ハム・トマトサンド、ビールとスプライトを半々にしたドリンク(これ、すごくおいしい!) 、チーズ、ビスケット、マフィン、それから来る途中で買った桃(ちっちゃくてかわいい)。 土曜でビーチは人がいっぱい。晴れていて気温は高いが、海水がすごく冷たくて泳ぐのはちょっと厳しい。 まさきは水着に着替えて海に入ったけど冷たくて足だけしか入れられない。でも、魚を見つけたり 貝を投げたり、結構楽しんでいる。 ランチの後は、芝生の上でDelwynの持ってきたセットでNZの夏のpopularなスポーツらしいCricketをしてみた。 ルールを教えてもらって3人でやるが、結構疲れる。そのうち他の子供たちがやりたそうに見物しだした ので、一緒にやろう、と誘ってみる。男の子、女の子、ちびちゃん、それに彼らの家族らしき人々も混じって にぎやかなゲームになった。ところが、バウンドしたボールが男の子の顔に当たって鼻血が出ちゃって 一人リタイア。でも鼻血くらいならたいしたことないよね、と思っていたら今後は別の男の子の目にボールが 当たってしまい、ゲームは終了となってしまった。怪我っていうほどのことじゃなかったようなのでよかった けど、ちょっとかわいそうだったな。子供たちにThank you!!と礼を言って公園をあとにした。 Farmに帰って、また鶏の卵を取りにいったが今朝から数えて全部で14個の収穫だ。明日はこれで目玉焼きね。 Farmとも今夜でお別れだと思うとなんだか悲しい。羊の囲いから西に広がる草地を眺めていたら涙が出てきた。 帰りたくないよー。でも明日のお別れでは泣かないぞ。笑顔でバイバイするのだ。 今日の夕食はテラスで。ビーチに行く前にDelwynがちゃっちゃと作っていたのは何かしら、と思ったら 出てきたのはミートパイ。昼前にはフィリングを作っていたのね。付け合せはポテト。ゆでてバターを からめているだけなんだけどおいしい。デザートはアプリコットのパイ。ああ、このお料理とも今日でおわかれかぁ。 夕食の後はリビングでだらだらしながらおしゃべりしたりお茶を飲んだり。Delwynはとっても穏やかな 女性でほどよいタイミングで話しかけてくれ、5日間まったくストレスなしで過ごすことができた。私が何度も 聞き直してもいやな顔もしないし、いつも私たちが何をしたがっているか気にしてくれて、本当に感謝、感謝。
このfarmのHPは彼女の友人のボーイフレンドが作ってくれたそうだ。私が今回フライトを取ってもらった
日本のエージェント(NZ発音だとアイジェントとなる)に紹介してもいいかと聞くと、かわいいパンフレットを
くれた。今まで来た日本の客はネットで自分で探してきた人と、NZのエージェントで日本にコネクションの
あるところを通してきた人たちだそうだ。今回ここに決めた理由は、サイトにお客さんたちのお礼の
メールが紹介されていて、そこに日本人の名前がいっぱいあったこと。日本人の好みやキャラクターに
慣れているかな、と思ってのことだったが、結果的に大正解。いいfarmにめぐり合って本当にラッキーだった。
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