追っかけ再生での
スポーツ観戦の落とし穴

2014年6月10日

5月に行われたサッカーの女子アジア杯準決勝の対中国戦は午後7時15分キックオフ、ところがその日は仕事で、後半からしか見られない状況でした。それでビデオに録画して見ることにしました。

ニュースで途中経過を聞かされないように車のラジオも家のテレビもニュースを避けて、1時間遅れで追っかけ再生で見始めました。

前半はどちらのシュートもゴールネットを揺らすことなく終了。気分転換にニュースとは関係のない短い番組を再生後、それを消去しようとすると「録画中なので消去の操作ができない」というメッセージが表示されました。

この時間は何も録画していないはずなのにどうしてだろう、と思いながらあることに気がつきました。

1時間ちょっと遅れで見始めて、前半45分が経過。それから15分ほどの番組を見た後のことなので9時半前後のことです。試合後のインタビューなどで番組が続いているか、それとも延長戦になったのか。

これまでのリーグ戦は延長戦はありませんが、準決勝と決勝は延長戦があります。延長戦になったと覚悟して見ることにしました。

後半6分、宮間のコーナーキックに澤がヘッディングでゴール、待望の先制点です。しかし延長戦になったということは、残り時間で中国に追いつかれるということです。

やはり追いつかれました。後半35分、中島のハンドでペナルティーキックを与えることになって1対1の同点にされました。

絶対に延長戦になるとわかっていれば、先制されて追いつく方がもっと楽しんで見られたでしょう。延長戦での結果はまだ知らないので、とにかく勝利を信じて応援するだけです。

延長戦前半にも危ない場面がありましたが、どちらも無得点のまま後半の15分も過ぎアディショナルタイム(ロスタイム)へ。

アディショナルタイムも使い切ったくらいの最後の最後に得たコーナーキックを岩清水がヘディングで押し込み劇的な勝利を飾りました。

この時のビデオ観戦は勝敗は知らずに見られましたが、延長線になることは予測できてしまいました。今回の経験でいくつかのことがわかりましたので、延長線の可能性がある場合の注意点をまとめてみます。ただし、使っているテレビで状況は違うと思います。

★録画中
・録画中のランプで延長して録画していることがわかってしまうので、そのランプを見えなくしておくか、複数チャンネルを録画できる場合には、同時間の別の番組を録画する。

★再生時
・早送りしようとすると録画時間に対するその時点の位置が表示され、その位置で延長戦を録画したかどうかがわかるので、前半が終わっても早送りなどの操作は行わない。

★上記のどちらにも有効かもしれない方法
・最初から延長線も含めた時間で録画する(NHKでは途中でチャンネルが変わることがあるので、時間で録画指定した場合にきちんと録画できるかどうかを確認して下さい)

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