家庭用のプリンター(A3非対応)で、A4の縦(297ミリ)よりも長い用紙を印刷できることを知っているでしょうか。意外と知られていないようです。
メーカーや機種によっても違いますが、おじさんの持っているエプソンのプリンターでは1117.6ミリまで設定できます。でもそんな用紙は持っていないので模造紙を切って使うことにしました。
もちろん模造紙を使ったことはありますが、正確な寸法は覚えていません。それでネットで検索しました。「一般的に売られている模造紙の寸法を教えてください。」という「YAHOO!知恵袋」の質問が上位でヒットしました。
そこで驚いたことがあります。ベストアンサーに選ばれている回答は「788×1091mmです。」としか書かれていないのです。
その他に2件の回答がありました。一つは「790×1090mm」の記述と、どこかのページのリンクが書かれていましたが、そのリンクは表示できませんでした。もう一つは簡単な説明とショップのリンクが2つ書かれていて、そちらにサイズが記載されていました。
ベストアンサーに選ばれた回答は何の根拠も示されていないのに、どうしてそれが正しいと思えるのかが理解できません。単純明快に知りたいことだけが書かれていたのでベストなのでしょうか。でも仮に「988×1091mmです。」とタイプミスがあったとしてもそれを信じるのだろうか、と思ってしまいました。
例えばパソコンソフトの操作方法では、実際に試してみて思い通りの結果が得られれば回答は正しいことになります。でもそうでない場合は、根拠を確かめてその記述が信頼できるかどうかの判断が必要だと思います。
そんなことを考えながら、質問者のIDをクリックすると「○○さんのMy知恵袋」というページが表示されました。そこには○○さんの質問回数や回答数などが表示されていました。
質問回数は320件ほどです。その数字にも驚いたのですが、分からない言葉を辞書で調べる感覚で質問すれば驚く数字ではないと納得しました。
しかし回答数を見てまた驚きました。回答数は1200件を超しているのです。参加日は7年前になっていますので、2日に1回は回答している計算です。これも正解を教えるのではなく、自分の考えを書くだけなら納得かもしれません。
そうやってみている内に、知恵コインという欄が目にとまりました。10万に近い数字です。知恵コインの集め方について検索してみると「どうしたら知恵コインが手っ取り早く手に入りますか? 4桁貯めるだけでも一苦労です。」という質問があったので、10万というのはかなりの数字でしょう。
その質問に対して「いっぱいIDとって、コツコツ自分で集めるのがいいよ! ランク高い人とかみんなやんてるんじゃないの???」という回答がありました。別のIDで質問して、それに答えるという意味でしょうか。
ベストアンサーの選び方についての疑問から、新たな疑問もわいてきたのですが、とにかくネット上の情報を鵜呑みにしてはいけないということでしょうね。