エアチェック復活

2012年11月20日

エアチェックという言葉をご存じですか。おじさんの世代に「エアチェックとは何ですか」と質問すると「FM放送をテープに録音すること」という答えが返ってくるのではないでしょうか。

もう40年も前になりますが、学生時代にはおじさんもエアチェックをしていました。FMの雑誌で放送される曲を調べ、これはと思う曲があるときは録音していたのです。その頃に持っていたテープデッキはオープンリールだったので、テープのセットも大変でした。就職してからはカセットデッキを買ったのでかなり楽になりました。

でも働き出してからはあまりFMを聴かなくなったこととCDが普及したこともあり、いつの間にかエアチェックをしなくなりました。それが数年前からまたFMを録音して聴くようになったのです。

3年ほど前にはパソコンに接続するチューナーを使っていました。雑誌で紹介されていて、値段も手頃だったので購入しました。使ってみるとソフトがとても使いやすくて、予約録音も簡単だったのでその面では気に入っていたのですが、やはり前回書いた電波状況の問題がありました。

その後はICレコーダーにチューナーを接続して録音していました。FMアンテナを接続しているステレオのチューナーですので、結構きれいには録音できていました。でも録音の設定は面倒だったし、SDカードに録音するので、こまめに移さないとすぐにSDカードの容量一杯になって録音できなくなります。

そんな苦労をしていたのですが、今はとっても快適です。「Radika(ラジカ)」というソフトで録音しています。放送を聴くのもこのソフトです。

「Radika」のメインウィンドウから番組表を表示できるので、録音の予約も簡単です。パソコンを使わない時間帯はスリープモードにしておけば、時間が来ると勝手に起動して録音を開始し、終わるとまたスリープモードになります。もちろん毎日や毎週などの設定ができるので、好きな番組はずっと録っています。

学生時代はテープも少ししか持っていなかったので、録音したい曲があると何度か聴いた曲を消して、そのテープに録音していました。だからどうしても残しておきたいのか、消してもいいのか、いつも悩んでいました。

「Radika」ではパソコンに直接録っているので、容量の心配はありません。また本やCDのように入れる場所がなくなるという心配はないので、一度聴いて気に入らないのはすぐに消しますが、ほとんどはそのまま残しています。

捨てることの下手なおじさんにはうってつけなのですが、ますます優柔不断になるかもしれませんね。

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