転がらない重ね餅

2012年1月7日

今日は七草、例年通り朝は七草がゆを食べました。11日は鏡開きで14日がどんど焼き、近くの神社はどんど焼きをしていないようなのでお正月飾りを庭で焼きます。このような伝統的な行事をする家がだんだん少なくなっているのでしょうか。

玄関にしめ飾りのある家もかなり少なくなったように思います。しめ飾りを買いに行くと車用も売られているのにフロントグリルにしめ飾りの付いた車はほとんど見かけません。おじさんは相変わらず付けているのですが。

そう言いながらも家で餅つきをしていたのは子供の頃までです。今ではスーパーで売っている鏡餅を買っています。最近は鏡餅の形をしたプラスチックの中に小袋に分けられた餅が入っているものを買っています。この方が小分けにして食べられるから扱いやすいので、これはこれでいいのかなと思っています。

12月30日に「とさのさと」という産直市場にしめ縄を買いに行きました。ものすごい人でレジも大行列でした。もうすぐ順番が回ってくるという頃におばさんが前の人のかごを見るように言うのです。その中には透明のパック(おかずなどを入れるフタと一体になったパック)に小さな重ね餅が入っているのです。

この後にスーパーに行って鏡餅とこの小さな重ね餅を買う予定にしていました。毎年スーパーで買うのは大小5個ずつが袋に入ったもので開封するまでは日持ちがします。しかしいったん開封するとすぐに乾いてひび割れてしまいます。

それは仕方ないかなと思っていましたが、重ねてお供えしていてもすぐに転がり落ちているのです。振動を与えて転がることもあったでしょうし、ひび割れることで転がることもあったと思います。それは何とかならないだろうかと思っていました。

それで前の人のパックのお餅ですが、真空になっているとかガスが充填されているのではなく丸めて重ねたそのままの状態だったのです。

5組入ったパックでしたが、どれもきちんと重なったままです。軟らかい状態で重ねることでくっついているのでしょう。これなら転がったり、すぐにひび割れたりしないだろうと思って、レジの列を離れて探しに戻りました。

正解でした。火の神様や水の神様など何ヶ所かにお供えしているのですが、どれもきちんと重なっています。また少しは割れていますが、乾ききってひびひびにはなってはいません。

たったこれだけのことですが、できれば家庭用の餅つき器ででも餅をついて自分で丸めてお供えしたいと思ってしまいました。餅つき器もないのでそれは無理としても、この重ね餅は今年と同じ生の餅を買うことにします。   

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