嬉しかった電話

2011年1月10日

7日のことでした。固定電話が鳴ったので着信の表示を見てみると知らない電話番号でした。誰だろうと思って出てみると20年ほど前の同じ職場の先輩からでした。懐かしい声を聞いてすぐに一緒に働いていた頃のことが思い出されました。

しかし「毎年年賀状をもらうけれども、私も80歳になったので、もう返事を出していない」と言われたのです。そこでハッとしました。

毎年年賀状を出すときに出してもいいのかどうかを考えます。相手の人からの年賀状が数年来ないのでもう出さないようにしようと思ったら、また来ていて慌てて書くことがあります。また、いつも三が日も過ぎて、明らかにこちらの年賀状を見てから書いてくる人がいます。

あとから書くのは失礼な、などとは決して思わないのですが、あとから出すのはおじさんとの年賀状のやりとりは止めたいというサインなのではと心配になるのです。

実際これまでに何人かから「今年で止めにします」と書かれた年賀状をもらったことがあります。だから先輩の「もう80歳になったので」という言葉は、「これ以上年賀状は出さないでくれ」ということなのではないかと思ったのです。

でも「今年はかるたじゃったの」と続けられました。おじさん達はいつも変な年賀状を書いていて、今年はかるたを並べたようなデザインにしたのに気が付いてもらっていたのです。

そして「いつも年賀状を見てあなたのことを思い出している」と言いながら昔の思い出を語ってくれました。

さらに「自分ではもう書けないけども、あなたからの年賀状を楽しみにしているので、これからも出して下さい」と言ってくれたのです。

昨年は8歳の女の子からの思いがけない「最高の年賀状」<2010年1月10日>で心温まりましたが、今年は80歳の大先輩からの電話で、とても幸せな気持ちになりました。

独りよがりにならず、相手に不快な思いをさせないように気をつけながら、これからも変な年賀状を書いていこうと思っています。

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