携帯電話の電源を切る代わりに、一時的に電波での通信を行わないようにして電話やメールの着信をしなくするモードのことは「携帯電話の電波はオフにして」<2009年1月19日>で書きましたが、今回はその「電波をオフにする操作」についてです。
ここで質問ですが、次の画面でそのまま「決定」ボタンを押すと電波の送受信は停止されると思いますか、それとも停止されないと思いますか。
電波OFFモードをOFFにするのだから、送受信の停止が停止される、つまり送受信の停止はされずに通常のモードになると思えるのですが、画面の下にある説明を見ると
発着信やメールなど 電波の送受信を 停止します |
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と書かれています。ということは上の画面で「決定」ボタンを押すと、「電波の送受信がOFF」になると思えるのです。
ところが下の説明文は「電波OFFモード」についての説明なのです。だから
「ON」が反転している状態でも全く同じ説明が表示されているのです。
そこで次のように「ON」を反転させて「決定」ボタンを押してみると
電波OFFモード ONに 設定しました |
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と表示されます。この表示を見ると「電波の送受信がONになった」つまり通常のモードに戻ったと錯覚するのです。今でこそ大分慣れたのですが、時々きちんと送受信を停止したのかどうか自信がなくなることがあります(電波OFFモードでは、待ち受け画面のアンテナが消えるのでそれで確認はできるのですが)。
画面下の説明文を、
「ON」が反転している時は
発着信やメールなど 電波の送受信を停止します |
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「OFF」の場合には
発着信やメールなど 電波の送受信を行います(通常のモード) |
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のように切り換えて表示してくれれば分かりやすくなると思います。
もう一つは、「OFFをOFFにする」「OFFをONにする」という表現が紛らわしいと思うので、「電波OFFモード」ではなく「電波遮断モード」のようにする方法もあるのではないでしょうか。
「電波OFFモードをONにする」 |
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よりは
「電波遮断モードをONにする」 |
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という方が分かりやすいと思うのですが。
機器の説明書だけでなく、書類の記入方法などでも分かりにくいものが多くあります。人によって解釈の仕方が違うので、誰にでも分かりやすく書くことはとても難しいと思います。 この「つぶやき」も分かりやすいように気をつけて書いているつもりですが、ただ表現がくどくなっているだけかもしれませんね。