食べ終わった弁当の包み方

2010年9月20日

今年の夏は連日のように猛暑の話題が報道されていましたが、先週くらいから秋の気配が感じられるようになりました。先日、県外からの客を案内して五台山にある牧野植物園に行ったのですが、風がとても涼しいのに驚きました。ちょうど昼時だったので園内にあるレストランで食べたのですが、こんなに気持ちがいいのだったらコンビニの弁当でも買ってきて木陰で食べたいと思ったくらいでした。

弁当といえば、コンクールの運営などで弁当を食べる機会が時々あります。もうずいぶん前になるのですが、友人が食べ終わった弁当の包装紙を裏表反対にして包んでいるのです。それで、どうしてかと尋ねると「まだ手を付けていない弁当と食べ終わった弁当がすぐに分かるようにするため」と言うのです。

おじさんの関わっているコンクールでは係の内容によって弁当を食べる時間にズレがあります。自分で所定の場所から弁当を取って食べて、またそこに返します。まだ誰も食べ終わっていないときに行くとどれを取っても新しい弁当ですが、後の方で行くとどちらが新しい弁当か戸惑うことがあります。

きちんと調べたわけではないのですが、元の通りに包んで返す人が多いように思います。最近の弁当は包むというより載せるという感じなので簡単に元と同じように包めてしまいます。それで見ただけでは分からず、手に取ってやっと空だと分かるのです。だから食べ終わった弁当だということがすぐに分かるようにすることは大事だと思いました。

「ソックスを履き替えて」<2008年9月30日>で書いたように、おじさんは人の真似をするのは嫌いなんですが、本当にいいなと思うこと、多くの人が実践したらいいと思うことは取り入れます。

それからは食べ終わったら友人と同じように包装紙を裏返したり、二つ折りにするなどしています。包装紙は別に処分することもありますが、フタが透明な場合には食べ残しなどがあると見苦しいので、中が見えないように裏返しに包むようにしています。

本当にちょっとした気遣いで、そのことには誰も気が付かないかもしれないけれども、そのおかげで気持ちよくさせられたり助けられたりしていることは結構あるのかもしれませんね。

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