学生時代のことですからもうずいぶん昔の話です。最初のブームは去っていたと思いますが、門下生でボウリング大会をしたことがあります。結果などは覚えていないのですが、その後の飲み会のことはよく覚えています。
とにかく臭かったのです。先生を入れて10人くらいで、女性は一人だけでした。皆が毎日毎日風呂に入るという時代ではなかったし、中にはあまり洗濯もしない人もいたと思います。加えて、その頃のボウリング場のシューズはそれ自体が結構・・・という印象が強く残っています。そんな状況でボウリングをした後の座敷での飲み会。相当強烈だったのです。
それから何年かが経ち、おじさんは教師になって数年という頃に目撃したのです。郡内の音楽の大会があり、その打ち上げが始まる前のことです。
おじさんが可愛がってもらっていた中堅の先生がソックスを履き替えているのです。「どうして」と尋ねると、「もしソックスが汗臭かったら他の人に不快な思いをさせるから」と教えてくれました。
おじさんは人の真似をするのは嫌いなんですが、それはすぐに真似させてもらいました。家に帰らずにそのまま飲み会になる時は、ハンカチとソックスの予備を持って出かけるのです。といっても、自分で足が臭いと思ったり、人に指摘されたりということはありません。
着替えは出来なくてもソックスだけならどこででも履き替えられます。それだけでとてもさっぱりした気持ちになります。何よりも座敷に上がる時の礼儀だと自分の中では思っています。
そうは言ってもソックスを履き替えている姿を人に見せるものではないと思うので、出来るだけ目立たないようにしています。それでもたまに見つかって、「何をしているの」と聞かれることがあります。一度だけ、理由を言っても怪訝そうな顔をされたことがありましたが、後は皆納得してくれました。中には同じように履き替えるようになったと言ってくれる人もいます。
宴会の時だけではありません。例えば一日中動き回ってから車で1時間、2時間の距離を帰る時などは、運転する前にソックスを履き替えます。ソックスはいつも予備を車に入れているのですが、事前に準備している時は靴も履き替えます。
そうすると気持ちもさっぱりするし、疲れも取れるように思います。それが安全運転にもつながると思っています。
先日初めてウオーキングの大会に参加して12キロを歩きました。来月は20キロに挑戦します。今度は昼食後にソックスを履き替え、リフレッシュして後半を歩こうと思っています。