私もその一人

2010年7月10日

梅雨の晴れ間を思わすような、FIFAワールドカップ南アフリカ大会での日本チームの活躍は、久々に明るい話題でしたね。

おばさんも四年に一度のことなので、頑張って応援しました(おばさんは運動音痴ですが、スポーツ観戦は好きで、新聞でも結構チェックしているんですよ)

緊張の中で迎えたカメルーンとの初戦に勝利。世界ランク2位のオランダを相手に失点1に抑えた第二戦。そして、こんなことでもない限り絶対に起き出せない3時半からのデンマーク戦。眠気を吹っ飛ばすような見事な勝利を見て、元気に出かけた人達も多かったことでしょう。

出発する時は70人くらいだった見送りが、帰国した時は何と4200人の出迎えだったとか。それだけ選手達の活躍が予想を上回り私達を感動させたということなのでしょう。が、前哨戦での4連敗等を含め冷ややかで批判的だったマスコミが、手のひらを返したように歓待した態度には疑問が残ります。おばさんも「予選リーグ敗退」を予想していましたし、あまり期待していなかったので、その点は反省しています。

今回は、前評判が高かったにもかかわらず、チーム内や監督とのもめ事のために実力を発揮できずに敗退してしまった国もあり、せっかくのチャンスを無駄にしてもったいないと思いました。その点日本代表は、試合を進めるごとにチームワークが良くなっていき、応援している私達にもその様子がよく伝わってきました。

いくら一流の技術を持った選手が集まっていても、結局一人の力では勝てないということ。精神の安定が大きな影響を与えるということも改めて感じました。そういう意味でも日本は大会の中で成長していったのですね。

ゴールを目指してひたすらにボールを追いかける90分。その姿を見て私達は感動するのです。そして、「よし、自分も頑張ろう!」とか「夢を実現するぞ!」といった勇気をもらうのです。これこそがスポーツの力だと思います。政治家になって私達のために頑張ってくれるのもいいけれど、選手達の試合や競技に対するひたむきさが与えてくれるものは、目に見えないけど大きいですね。

さていよいよ決勝。オランダ対スペイン。どちらが勝っても初優勝だそうです。いつか日本が最後まで残れる日が来ることを願って、取りあえず今回は同じE組で戦ったオランダを応援しようと思います。起きる自信はないけれど。

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