自転車が・・・!!

2010年2月10日

おじさんの松山出張にひっかけて、遅ればせながらの里帰りをしてきました。家族水入らずで会食したり、友人と楽しい会話を楽しんだり、と充実した時間を過ごすことができました。

おじさんの仕事が終わるまで、松山の商店街を歩いて、高知とは違った雰囲気を味わいました。  子供の頃は、松山へ行くというのは大イベントでしたし、大学時代は汽車通学をして過ごした場所なので、とても親近感があります。

松山市駅にある高島屋(昔は伊予鉄そごう)から始まって、地下街のまつちかタウン→銀天街→大街道→そして最後に三越、と続く商店街を歩くのが定番で、往復は当たり前でした。

地方の商店街か寂れてきているのが問題になっていますが、松山も同じで、歩きながら数えてみたら、10軒以上の店がシャッターを下ろしていたり、貸店舗になっていました。

そう言えば、最近、大街道商店街の活性化に取り組んでいるニュースを見たな、ときょろきょろしながら歩いていて突然気がついたことがあります。

自転車がいないのです。乗っている人はもちろん、店の前にも止まっていないのです。銀天街と大街道の出入り口に「歩行者専用道路」と書かれた立て看板が置いてあり、「サイクルガイド」と書かれているジャンパーを着た人を何人か見かけたので、その人達が注意や誘導をするのでしょう。

高知の商店街でも自転車に乗ってはいけないことになっているにも拘わらず、学生や若者だけでなく、いい年をしたおじさん、おばさんも当たり前のように自転車に乗って通り過ぎ、店の前では乱雑に止めて道路を塞ぐ。そういう光景が普通になっていたのでとても驚きました。

それから後も気をつけて見ていたら、自転車に乗っていた人は三名、押していた人は数名いました。注意されたから押しているという感じでもなく、そうするのが当たり前のように見えました。

インターネットで検索してみると、街作りの一環として、松山市全体で自転車規制事業に取り組んでいるページがヒットしました。自転車人口が多いらしいし、おばさんが見た状態になるまでにはかなりの努力が必要だったと思いますが、今まさにその地道な努力が実り、効果が出てきたと言えるでしょう。

高知市も負けずに後に続いて欲しい、自転車利用者の一人として強く思いました。

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