最後の引越

2009年6月10日

「♪もしも私が家を建てたなら・・・♪」という歌詞で始まる「あなた」という歌がヒットしたのは確か、おばさんが中学3年生の時でした。大好きだったので、自分で伴奏をつけて歌っていた記憶があります。

さて、それから○○年。おじさんとの二人の家が完成し、段ボールで埋め尽くされていた部屋も部屋としての空間を満たすようになり、今やっと実感が湧いてきた感じがしています。

結婚してからというもの、おじさんの異動=引越が当たり前になっていたので(18年半で6回)、去年おじさんが退職した時は「引っ越さないとこんなに楽なんだ」と安堵しました。

住んでいたアパートは住環境がとても良くて気に入っていたのですが、6年も住んでいると生活音やたばこの臭いが徐々にストレスになっていました。子供もいないし、いろんなタイプのアパートに住むのもいいかも、とか、マンションの方が安心かな、と思った時もあったのですが、同じお金を出すのなら「一戸建て」という結論に至りました。

普段からいろんな場合を想定して物事を考えるおじさんのことですから、「家を建てる」となったら5年計画かなと思っていましたが、意外や意外!行動が急すぎてついていけなくなる時があったほどです。詳しいことについてはきっとおじさんが報告していくことになるでしょう。

新しい家は何をしても気持ちが良くて新鮮です。これまでのように、決められた間取りに物を押し込んで生活スタイルを合わせなくても良いというのが何よりです。中でもおばさんのお気に入りは、通称サニールーム(全天候型の物干し部屋)と台所と階段をつなぐ空間(廊下)を利用して作ったピアノ室です(おばさんには十分)。やっと思い切り音が出せるのです。調律もしてもらったし、今までおじさんの実家で眠っていたピアノのためにもしっかり練習して、腕を上げたいなと思っています (先日やっと初弾きをしたのですが、指が重くて全然ダメでした)

「あなた」の歌詞の中に出てくる暖炉も真っ赤なバラもブルーの絨毯もないけれど、楽しく笑って暮らしましょうね、おじさん。

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