後部座席でのシートベルト着用を

2008年5月26日

6月1日から道路交通法が改正され、後部座席でもシートベルトの着用が義務づけられますね。昔はシートベルトなどしていなかったので、一番危険なのは助手席で、一番安全なのが運転席の後だと言われていたように思います。シートベルトを着用していなければそうかもしれませんね。助手席は衝突位置がすぐ近くだし、フロントガラスを破って飛び出しそうだけど、後の席なら前のシートが守ってくれそうな気になります。

前席にはシートベルトの着用が義務づけられても後部座席は義務づけられていなかったので、余計そう思われたのかもしれません。

警察庁のホームページによると、「後部座席シートベルトの被害軽減効果」として

・非着用者の致死率は、着用者の致死率の約4倍

・非着用の場合、後部座席同乗者が前席乗員に衝突するなどして前席乗員が頭部に重傷を負う確率が増大(着用の場合の約51倍)

(H19.7.5 掲載 道路交通法の一部を改正する法律について[概要] )

と書かれています。つい先日もテレビでのその実験を放送していましたが、後部座席にも絶対に必要だと思いました。

おじさんは自分の車の後部座席が3点式のシートベルトになってからは、後部座席の人にもシートベルトを着用してもらっています。二十数年前からでしょうか、生徒を乗せる機会があったからそうしだしたと思います。

人を乗せる時だけでなく、自分が乗せてもらう時もベルトをしています。安全面のことだけでなく、シートベルトをしている方が体が安定して楽だからです。でも、タクシーに乗る時はつい最近までベルトをしていませんでした。タクシーではベルトの受け口の方がシートの下に隠されていて、使えないと思っていたのです。

半年くらい前に、シートベルトが使えるタクシーを見つけて、それからはできるだけその会社のタクシーを選んで乗るようにしました。その後、他の会社でもシートベルトが使えるようになってきましたが、四角いスペースにきっちりと受け口が納められていて、取り出すのにかなり苦労します。だいたい飲んだ帰りに乗るので、取り出せずに諦めたこともあります。

来月から義務化になることで、タクシーの運転手さんには客への着用の呼びかけに不安を感じている人も多いようです。後部座席でベルトを着用する習慣のない人、特に酔っぱらいへの対応が難しいからでしょう。着用を促されてもうまくベルトができないとなるとトラブルになるかもしれません。

後部座席のシートベルト着用率を高め、またタクシーの運転手さんの負担を減らすためにも、着脱の容易なシートベルトの開発とタクシーへの積極的な導入を願いたいですね。

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