ダイヤルはメモを見ないで正確に

2007年11月28日

今朝の新聞に日本語をしゃべると英語に翻訳してくれる携帯がドコモから2機種発売されたという記事が出ていました。

おじさんも最近携帯を変えたのですが、辞書機能はついているし、カメラの機能もちょっと前のデジカメよりもずっと性能がいいと思います。もちろん電話の機能そのものもとても便利になっていますよね。

携帯の色々な便利な機能を使いながら昔のことを思い出しました。20年ほど前になるでしょうか、短縮機能付きの電話機に変えたときはとても便利だと思いました。それでもせいぜい10件くらいしか登録できなかったのですが、その頃はそれで充分だと思っていました。その頃だったでしょうか、名刺サイズで厚さ4ミリのカード型電卓で電話番号が50件ほど保存できる機種が数千円で買えたのです。書くことが嫌いで手帳を持ち歩かないおじさんには本当に便利なものでした。

今の携帯なら1000件くらい登録できますし、番号を見ることもなくそのままかけることができるのですが、そのカード型電卓では当然、表示を見ながらダイヤルしないといけないのです。でも、その頃は一度見るだけでダイヤルできていました。また104の番号案内もよく利用していたのですが、10桁の番号を一度で覚えていました。

ところが、最近は10桁の番号が一度で覚えられないことに気が付いたのです。職場では携帯を使わないので、番号をプッシュして電話をかけます。かける機会が多い番号はリストにしてデスクマットにはさんでいるのですが、4桁ほどプッシュするとすぐに次を見ないといけないのです。それがまた、プッシュボタンからリストに目を移すと、リストのどの位置だったか分からなくなり、探し直しているうちに時間が経ちすぎて受話器がプープーと鳴って最初からやり直し。

「何と情けない」と思っていて、また気が付いたのです。メモを見ながらダイヤルしているという安心感からか、そそっかしいのか、番号をきちんと覚えようとせずにダイヤルしているのです。もちろん完全に覚えるのではなく、ダイヤルする間だけのことなのですが、その間だけでも覚えようとしなくなったために、余計記憶力が鈍っていたのでしょう。

それからはできるだけ番号を全部覚えてからダイヤルするようにしています。見ながらダイヤルするよりも結果的にはロスがなくなったと思います。また、少しずつでも記憶力が戻ってきているのではないかとも思えます。

昔のコピーに「ダイヤルはメモを見ながら正確に」というのがありました。でも、たかだか10桁か11桁の番号です。きちんと確認さえすれば、見ながらでなくてもダイヤルできます。

今のおじさんのコピーは「ダイヤルはメモを見ないで正確に」なのです。

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