桜とブルーシート

2006年4月20日

桜も終わり緑がきれいな時期になってきました。

桜と言えば花見ですね。花見に行ってまず目に飛び込んでくるのは美しい桜の並木、ではなくその下に敷かれているブルーのシート。

ピンク色の桜の中で強烈にその存在をアピールしています。それがあちらこちらに見られます。桜の時期にはテレビでも桜の名所を中継してくれるのですが、先日の中継では、桜よりもブルーシートの方が目立っていました。

この前花見に行ったときには、ブルーシートの上に10脚ほどのテーブルが並べられ、大宴会が始まるのではという感じでした。さらに、その隣に陣取っているグループは炭をおこしていました。見ているだけで焼肉の強烈なにおいが漂ってきそうでした。

美しい桜の下だからこそ、大宴会で盛り上がるのも楽しいし、焼肉の味も一段と美味しく感じるかもしれませんね。

でも、場所取りのブルーシートだけは何とかならないものでしょうか。

朝から場所取りをされると、見た目も悪いし、散歩の途中に桜の下で一休みということもできません。また、通気性のないシートで根の上を覆うのですから桜にも良くないそうです。

そこで、こういう案はどうでしょうか。場所取りの是非は別として、現状のように場所取りをするのならば、ブルーシートを敷くのではなくロープで区切るという案です。ロープで確保したい場所を囲み、4角におもりでも付けておけば飛ぶこともないでしょう。

場所取りだけの時間帯でも人の敷いたシートの上に座るのは抵抗があるでしょうが、ロープで区切られているだけなら入りやすいでしょう。これが一般的になれば、夜の花見のために確保されている場所ででも、昼間の花見ができます。当然散歩に来て、きれいな桜の下でちょっと休憩ということもできるようになります。

何よりも、土を覆うことはないので根を傷めることもないと思います。そして、ブルーシートのように景観を損ねることもありません。本当に美しい桜が見られるようになると思うのですが、どうでしょうか。

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