心太の食べ方

2005年6月29日

中土佐町久礼に「鰹のたたき」をおいしく食べさせてくれる店があります。「黒潮工房」というのですが、今日はそこの紹介ではなくて、「ところてん」の話です。先日、久しぶりに黒潮工房に行き、ところてんでまず一杯と、いつものコースを始めました。そこはセルフサービスなので、たたきを食べる前にところてんの器を返却場所に返しに行って気がついたのです。

いくつかところてんの器が返されていたのですが、どの器にもたっぷりと汁が残っているのです。「どうして?」と思いながら、「お箸でところてんだけを食べたのか」と思いました。おじさんが子どもの頃に食べていたところてんも、この店で出しているところてんも、醤油味のだし汁(そうめんのかけつゆを思ってください)がたっぷりとかかり、ショウガを利かせて食べるのです。子どもの頃は、箸は使わずに汁と一緒にすすって食べました。先日もそうやって食べたのです。だから器には汁は残っていないのです。

それで、ところてんの食べ方が気になって調べてみると、ところてんの店のホームページに

「ところてん 全国食べ方マップ」

http://www.rakuten.ne.jp/gold/i-kappa/tokomap%20folder/tokomap/index.html

というページがあり、それぞれの地域での食べ方が紹介されていました。

そこで驚きました。そのページでは、

関東以北、または全国一般・・・二杯酢

中部地域・・・三杯酢

と大別されていました。

四国は、ダシ汁となっていましたが、

何と、

?関西・・・黒蜜

と書かれているではないですか。

ビックリ仰天です。

さらに、マヨネーズやヨーグルトなど・・・・・。

中には、水炊きの鍋に入れて食べるというのもあり、思わずスーパーで買ってきて試してみました。

完全には溶けなかったのですが、細かくちぎれていて、鍋からすくって食べるのは無理だと思いました。ひょっとして、くずきりとでも勘違いしたのでしょうか。

どちらにしても、「ところてんはショウガを利かせただし汁で、箸を使わず汁ごとすすって食べるんだ」などと決めつけてしまってはいけないですね。

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