さぬきうどん その一

2003年2月27日

数年前のことですが、香川の友人にさぬきうどんの「はしご」に連れて行ってもらいました。それまでもさぬきうどんはよく食べていたのですが、天ぷらうどんなどのように具の一杯乗ったにぎやかなうどんが中心でした。宇高連絡船での楽しみも後甲板で食べるさぬきうどんでした。でも、友人に連れられて「はしご」で食べた「かけ」や「ぶっかけ」などのシンプルなうどんを食べて、本当のうどんの味を知りました。

それ以来すっかりさぬきうどんのファンになったのです。機会があるごとに(と言っても滅多にその機会はないのですが)さぬきうどんを楽しんでいます。

最近、休日の昼から高松で仕事があったので、高知市を6時に出発してさぬきうどんの「はしご」に行きました。昼までに4杯を目標に計画しました。メインは何と言っても「山越」です。私達の調べたところ、「山越」は9時からでしたので、それまでにまず1杯とおもい、「るるぶ」で調べ、ある製麺所を見つけました。方向音痴のおじさんですが、すんなりとその店のある町まで到着し、その店に電話をして無事に到着しました。駐車場に着くと「電話の人かな」という感じで声をかけてくれました。

中に入ると、何と、テーブルがない・イスもない。カウンターらしきものの上にお金を入れる箱のようなものがありました。

温かいうどんを頼んだつもりなのですが、うどんの玉が並んでいる入れ物から、器に手づかみでうどんを入れそのまま出されました。そして、カウンターの上に置かれていた半分ほどの長さになったネギとはさみをわたされ、その気合いに押されてはさみでネギを切り、そこにあった醤油をかけて食べました。

箸は、すでに割れている竹の割り箸だったと思います。値段は100円ちょうどで、味も悪くはなかったのですが、その雰囲気に圧倒され、・・・・・・でした。

つづく

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